12月14日はてらこやの日でした。社協さんがクリスマスプレゼントを持ってきてくれました。子どもたちには来週渡したいと思います。タイトルに困ってネットで検索してみたら、今日は赤穂浪士の討ち入りの日だそうです。

小学生は学校の課題をやったり問題集を解いたりしました。勉強のやり方は子どもによってそれぞれ違いますね。どんどん問題を解いて進む子もいれば、集中するのに時間がかかったり、理解するのが難しいと気持ちが途切れたり。勉強が終わった子はUNOをやったりして遊びました。

中学生は図形の問題に取り組みました。ジャージをくるぶしまで下げて、トイレで座っているような謎の出で立ちで勉強していました。暑かったり寒かったりする時に素早く対応するためでそうです・・・。高校生はいつもの2人がきてくれました。冬休み中ですが、もうすぐ試験があるのでその勉強をしました。因数分解やグラフの勉強をしたり、情報の勉強をしました。高橋さんから南部せんべいをいただいてみんなで食べました。

これを書いている日は、実は年が明けています。すみません💦かなりさぼってしまいました🙇最近ネットの記事にで、UNOを販売している玩具メーカーがコミュニケーション能力について調査をした記事を読みました。現代社会で最も子どもたちに身に着けてもらいたいと思っている能力は「コミュニケーション能力」であり、中でも相手の世代を問わずコミュニケーションをとれるようになってもらいたいと考えていて、多世代交流力が大切!!とあって、UNOがコミュニケーション能力の発達にいいよ。という記事でした。UNOのようなアナログゲームは皆さん良いと思いますよね。この記事を読んでいて、コミュニケーション能力というと上手にお話しが出来るようになることのように考えがちですが、私はお互いにいろんな人がいることを知って、その違いをあるがままに受け入れられたり、そのまま置いておけるのがコミュニケーション能力なのではないかなと思っています。てらこやでも偶然ですが、多世代で毎週UNOやっています(笑)

12月7日はてらこやの日でした。今年も1か月で終わりですね。早いものです。

てらこやが始まる前、小学生は学校の話をしていました。高学年ともなると人間関係とか難しいこともあると思うけど、お互いの考えを話して乗り越えていくためのヒントになるといいね。小学生の男の子は髪を思い切って短くしてきました。とても手触りがよさそう、でも少し寒そうかな。小学生は問題集や学校の宿題をやりました。終わった子は動画を見たりUNOをやったりしました。

中学生は先週やったテストが返ってきたはずなので持ってきてくれることになっていたと思うのですが・・・忘れちゃった?ということでこの日も復習問題をやりました。高校生はいつもの2人が参加してくれて学校の勉強をしていました。翌日から早くも冬休みに入るそうです。そして休み中?に試験がある!ということで、休みなのに休めない状況のようでした。

右の写真は三平方の定理の式を可視化した図です。ピタゴラスが神殿を見上げていて、天井に使われているタイルを眺めているうちに思いついたとか。諸説ありますが・・・どうしても公式や計算が覚えられないけれど、歴史の中に出てくる数やデータの数値を自然と覚えられている子がいます。ならば公式だけを覚えるのではなく、可視化してエピソードと理由を説明したら覚えられるかな…。結果はわかりませんが、数学が苦手だからといって数字に弱いとは限らないし、論理的思考力も数学からしか学べないわけではないと思います。数学というやり方でたまたま点数が取れないだけなのに、点数で人と比べられ評価されてばかりだと誰でも自分は出来ない人間なんだと思ってしまうと思います。人と比べられて評価されて、学校や社会からそう思わされている子たちがたくさんいます。そういう大人もたくさんいます。

左の写真は、港北区にある地域福祉交流スペースCOCOしのはらの活動拠点です。先日、COCOしのはらで活動している不登校の子どもと親の居場所SOWさん主催の地域マルシェに安藤ご夫妻と遊びに行ってきました。COCOしのはらさんはカフェもあり、おばあちゃんの家に遊びに来たみたいな平屋の一軒家です。今度はSOWさんの普段の活動日や親の会の見学に行きたいと思います。

11月30日はてらこやの日でした。先週は勤労感謝の日で休みだったので2週間ぶりのてらこやでした。私事ですが、先週風邪をひいてしまいました。皆さん、健康には気を付けましょう。

小学生は学校の宿題や問題集をやりました。終わった子はお絵描きをしたり、動画を見たりして過ごしていました。

中学生は学校のテストが終わった後だったので、その復習の意味で図形の問題を解きました。この日も高校生2人も出席してくれました。そのうちの一人が中学生の問題をスタッフと一緒に考えてくれましたが、復習のために選んだ問題に不備があるのでは?ということになりました。

最近、算数ドリル上下を終わらせてしまった小学生の1人が、おうちの方が用意した教材をやるようになりました。学校で勉強する算数ではなく、数理パズルや論理的な思考を必要とする問題集です。面白い問題なので、数題みんなにもやってもらっています。実は今までもこのような問題を提案しいました。最初は取り組んでくれていたのですが、決まったやり方のない問題は嫌、普通の問題がいいと懇願されやらなくなっていました。問題集として与えられるとスイッチが入るのか、お母さんに言われてやらなくてはいけないからやっているのかわかりませんが、理由はともかく一生懸命取り組み始めたので、そこは拘らず一緒に楽しんでいます。こちらの”やらせたい”方向に促すより、子どもの向いている方向を全肯定でどうのっかるか、子どもを主体に子どもの今をを邪魔しないことが一番だなと実感させてもらえた出来事でした。このまま一緒に楽しめるといいなぁと思っています。

11月16日はてらこやの日でした。暑かった11月も気温がみるみる下がってきてあっという間に冬が来たような気候です。来週は勤労感謝の日でてらこやはお休みです。

小学生は学校の宿題や問題集をやりました。終わった子はUNOやトランプをやって遊びました。自分が子どもだった時は自分がどう生きるかということにばかり関心があり、友達がどう考えるかということにまで気持ちがいかなかったように思います。大人になって子どもたちとの関わりあいを持つようになって、子どもたちのことを考えるとどうするのが一番よいのか日々迷います。

中学生は翌日が数学のテストということで集中して勉強していました。高校生は2人参加してくれました。数学の苦手な問題に取り組んでいました。ちょっと前に中学を卒業したばかりですが、将来のことについて悩んでなんとかしようと頑張っている姿を見るとすっかり大人になったなぁと感心します。きちんと悩んで自分で進む道を選んでもらいたいと思います。

教えるのではなく、子どもが自ら動き出せる環境を作ることが、大人に出来る大切なことだと思っています。てらこやの環境は・・・何もない会議室。週一回のたった1時間30分だけど、時間と場所は作ってきました。子どもたちにとってどうなんだろうと考えた時もありました。今来ている子どもたちに思うことは、こちらが用意した算数ドリル以外はほとんど提案をしないので(提案を受け入れてもらえない💦)、子どもたち同士が良い環境になっているなぁと思います。お友達の勉強を見てあげたり、素直に分からないと言えたり、遊びを作ったり、提供したり。何もない会議室、特別なものはないけど、安心はあるかな・・・。子どもたちにそう思ってもらえてたら嬉しいです。つくづく子どもたちに助けられ、学びがあるなぁと感謝しかありません。

11月9日はてらこやの日でした。午前中に「はるみやんホーム」という子どもの居場所をやっているところにお邪魔してきました。とてもアットホームで大人もこどもも落ち着けそうな雰囲気でした。

この日は小学生は子ども食堂に行ってからてらこやに来ました。献立はコロッケだそうです。おいしかった、と言っていました。学校の行事で演劇を見に行った子が少し遅れてきました。みんな、学校の宿題や問題集をやったりしていました。勉強が終わった子はUNOをやったり、動画を見たりしていました。

中学生は来週テストがあるそうで、そのための勉強を真剣にやっていました。模擬の問題に挑戦して残りは家に持ち帰っていました。がんばれ!高校生は女子3人が来てくれました。試験勉強や学校の問題集の復習をやっていました。

最近忙しくてなかなかこれない高橋さんが来てくれました。子どもたちは全員出席、スタッフも5名とにぎやかな日でした。

「不登校」の家庭でよくあるお悩みに、お留守番のできない低学年の預け先がないというのがあります。就学前の子どもの一時預かりはかなり充実してきましたが、就学してしまうと一時的に預かってもらえる制度があまりありません。横浜市の支援事業のハートフルスペースに行かれればいいのですが、そこが合わないと今のところファミリーサポートを利用するか、午前からやっている民間の居場所を利用することになります。フリースクールやオルタナティブスクールなどに入学する方法や午後からであれば放課後等デイサービスや習い事もありますが、行かれるか行かれないか分からない状況で判断するには勇気がいるし、何よりお金がかかります。親としては出来ればパブリックの学校に行ってほしいという思いもあります。そんな、決められない宙ぶらりんの時に過ごせる場所、悩んでいられる時間がとても大切だと思います。うまくいかなくても、ゆっくりでも試行錯誤して、自分で決める。今の子どもたちの成長や教育環境には、その時間がありません。みんな同じスピードで出来るようになって進まなければいけない環境ばかり。本来は、みんな違う人間なのだから、それぞれの学びのスピードを保証することがとても大切だと思います。今の「てらこや」ではその環境をいつでも作ることは出来ませんが、一緒に居場所を探したり考えたり悩んだりすることはできます。大きなことはできませんが、ひとつひとつ、一歩一歩共に歩んでいきたいなと思っています。

11月2日はてらこやの日でした。親の会に参加してくださっている方がお子さんと一緒に見学にきてくださいました。私たちとしては日頃ご苦労されているお話を聞くことくらいしかできませんが、そのことで少しでも気持ちが楽になればよいなぁと思います。

小学生はいつものように学校の課題や問題集をやって、高校生のお兄さんが見てくれました。勉強が終わった子は最近はやっているUNO FLIPなどをして遊びました。

高校生はいつも来てくれる2人の内、一人が参加してくれました。学校の一次関数の問題をスタッフと一緒に勉強しました。先週末に文化祭があったそうで、その時の写真を見せてもらいながら話を聞きました。話を聞いただけでとても楽しかった様子が伝わり、青春だなぁととてもうれしくなりました。

親の会で縁した小1の女の子が、お母さんと弟と見学に来てくれました。お母さんにピッタリくっついていながらも、ワイワイざわざわしている初めての部屋に入って、カード遊びをしたり絵本を読んだりしていました。面白かったのは、てらこやで一番大騒ぎする男の子。いつも通りに過ごしていたのですが、新しいお友達をとても気遣っているのがわかりました。机から落ちたカードを拾ってあげたり、弟の靴をとってあげたり…誰よりも気にかけてくれていました。彼は、言うことを聞かなかったり、大声を出したりはするのですが、こんな一面を見ると、大声も困ったなというより、「どうしたのかなぁ」「どうしたいのかなぁ」って思えます。子ども達の一面だけに囚われずに、見えない面を想像できる大人でありたいです。学校に行けない子たちも、行けない事ばかりを見るのではなく、出来る事をたくさん見ていきたいなと思います。

10月26日はてらこやの日でした。ハロウィンのお菓子としてチョコを差し入れにもっていきました。スタッフは高校生のお兄さん二人が参加してくれました。

小学生は5人全員出席で学校の宿題をやったり、問題集をやったりしていました。終わった子は先週に続き、UNO FLIPをやりました。UNO FLIPを持ってきてくれた、最近入った子もだいぶ慣れてきたようで、他の子たちとだいぶ話をするようになりました。

中学生はお休みでしたが、いつもの高校生二人が参加してくれました。週末に開催される高校の文化祭でお化粧することになっているそうで、そのための練習をしたため勉強はなしでした。前の週はてらこやで一緒だった子の文化祭に行ってきたそうです。卒業してからもつながりが続いていてうれしいです。

「てらこや」は全ての子ども達を対象に一緒に勉強したり遊んだり、何かやりたいことがあったらそれを共有したりする場所として活動しています。でもそれは、子どもたちがここに来てくれて初めてできることです。10月3日に文部科学省が、2022年度の小中学校における不登校数が過去最多の29万9,048人になったことを、公表しました。ほぼ30万人、この数字に不登校として数えられていない、五月雨登校や病欠の子どもたちを入れると、40万人とも言われています。「てらこや」では9月から「不登校・行き渋りの親の会」を始めました。保護者の方々には、思いを吐き出し共有する場所が必要だと思います。また、そこで縁したご家庭の子どもたちにとって、学校には行かれないけど、ここなら来れる場所の一つに「てらこや」もなれればと思います。学校が全ての子ども達にとって、安心していられる場所にならなければいけないのですが、学校が変わるまで待ってはいられません。子どもたちは日々成長しています。今を生きている子どもたちにとって、時間はどんどん過ぎてしまいます。これからも「てらこや」は、今いる子どもたちが少しでも安心して居られる場所になれるよう活動していきます。

10月19日はてらこやの日でした。ハーモニーみどりに向かう金木犀の香りが漂う道すがら、夕焼けがとてもきれいでした。

小学生は全員出席、思い思いに宿題をやったり、問題集をやったりしていました。最近てらこやに来た子がUNO FLIPというカードゲームを持ってきてくれたので、何人かで遊びました。カードの両面に絵柄があって、フリップカードが出たら反対の面でゲームを続行します。他にパソコンでタイピングゲームをやっていた子もいました。

中学生も全員出席(一人ですが)、問題集を少し解きました。高校生は3人来てくれました。学校のテストの復習をしたり、因数分解の問題をやったりしました。そろそろ文化祭の時期ですね。そんな話題も出ていました。

学校で体積のテストがあるらしく、いつもより?勉強モードでした。テストが頑張るきっかけになるのも悪くはない、それで意欲が出る子もいなくはないのかもしれません。でも、本当は”わかりたい””やってみたい”が動機になれるといいなと思います。ですが、今の教育スタイルではそう思える子はごく一部で、なかなか難しいです。そして、今日も勉強した後は子どもたちのやりたい事をやりました。子どもをコントロールするのではなく、子どもが向いている方向にこちらの意図が一致する時、何かが起きます。

10月19日はてらこやの日でした。

この日は子ども食堂の開催日でもあり、小学生はハンバーグを食べてからやってきました。まずは学校の宿題や問題集をやりました。内容がわかっている子が他の子に教えてあげたりしていました。終わった子はUNOをやりました。中学生の子もやってきてUNOに参加しました。

いつも来てくれる高校生の子2人はこの日も参加して学校の課題をやっていました。今年てらこやを卒業した他の子が子ども食堂に来ていたらしいのですが帰ってしまって、一緒に来ていたお母さんだけが顔を出してくれました。後から、同じく今年卒業した他の子も来てくれたので、顔を出してくれたら会えたのにね。スタッフとしては来てくれたら嬉しいのですが、本人にはてらこやに来て「何かをする」という目的が必要なのかな。

慣れ親しんだお友達や場所も少し離れると、心の距離が遠くなってしまうようです。そういう時には共通する”何かをする”があった方が気安いのかもしれません。担に本人の好きなことをするだけでは家でできてしまうので、人との関わりがないと出来ないことで何かないかなぁとスタッフで考えています。本人は来づらく感じているようですが、周りのお友達は全然気にしていないので来てほしいなと思います。こうやって人との距離感を試行錯誤して、失敗したり楽しい思いも経験しながら、大人も子どもも一生学び続けるのかなと思います。

10月5日はてらこやの日でした。小学生は宿題やドリルをやった後、自分たちで考えた「お絵描き福笑い」(私が勝手に命名)をやっていました。スタッフの高校生も巻き込み盛り上がっていたので、私もチャレンジ。目をつぶって、あらかじめ書いてある円に目鼻口耳や髪の毛を書いていきます。見えない不安感と目を開けて見た福笑いの出来栄えを見た面白さと安心感。めちゃくちゃ楽しかったです。何もない会議室、子どもたちは遊びの天才だなと思いました。

中学生はお休み。高校生2人組は1人が体調不良でお休みでしたが、もう一人は一人でも来てくれました。

多くの学校の先生や親は、子供の話を良かれと思って現実的な話につなげようとしたり、実現可能かどうかをジャッジしがちになってしまいます。小さい時は夢の話を笑顔で聞いてくれていたのに、年齢が上がってくると益々その傾向は強くなってきます。ある高校生が「ここは何を言っても否定されない」と言ってくれました。嬉しく思う反面、言い出せずに諦めていることがあるんだろうなと思いました。無責任に何でも肯定しているのではなく、既存の型にはめないで子どもだけを見て、話を聴いています。どんな子でもどんな状況でも、やりたいことを実現するために力を出すのは本人で、周りが決めることではありません。歩むスピードも道もひとりひとり違います。本人が諦めずに自分を出して歩めるよう、諦めさせたり道を塞がないよう大人は受けとめていきたいものです。全ての子どもの中に可能性があるのですから。