3月10日はてらこやの日でした。

小学生の部では各自練習問題をやりました。また、今年卒業する6年生の子がいるので、来週はそのお祝いというかお楽しみ会?の予定です。そこで何をするか、お菓子はどんなものがよいかなど、みんなに意見を聞きました。それぞれが問題を出し合うクイズ大会ということになり、各自問題を考えてくることになりました。そのための予行演習でしょうか?こんな問題が出されました。「えんぴつとキャベツにはあって、けしごむとレタスにないものは?」

6年生の子のために寄せ書きを作ることになったのですが、中学生の部ではお兄さん、お姉さんも参加してくれて、一言づつ書いてくれました。また、寄せ書きのその子の名前のレタリングも作ってくれました。どうもありがとう。小学生のクイズを更に拡張して「リンゴとトイレットペーパーにはあって、モモとティッシュペーパーにはない」そうです。他にも同じような問題をどんどん作る中学生、すごいぞ。

「自分で決める」                        お楽しみ会で何をしたいか。用意されたお楽しみ会より、自分たちで決めた方が楽しいですよね。とは言えなかなか話も進まないので大人が、人生ゲーム、トランプ、百人一首、UNO、花札(笑)などなど提案しました。どれもこれも、いまいちな反応。結局子どもたちが、ひとり3問づつ、クイズやなぞなぞなど問題を作ってくる事になりました。 子どもたちの表情を見ていると納得感が違います。今の子どもたちは社会や他人の時間軸で生活をすることが多く、自分の時間軸で自分で決めて生活をする事が減っています。普段からちょっとしたことでも自分で決める、自分のペースで過ごすことが大切だと思っています。

3月3日はてらこやの日でした。社協さんからゴーフル他のお菓子のセットの差し入れいただきました。

小学生にはストロベリーのゴーフルが人気で、後から来る中学生への配分も考えるとどうやって分けたらいいかなかなか意見がまとまりません。でも、待てよ?そもそもゴーフル(大)1枚はゴーフル(小)何枚分なんでしょう?まずは直径を図って面積を計算してみることにしました。その後、中学生(予想出席者数)も含めての1人何枚ずつ分ければよいかを考えてみました。最終的には最初人気の集中したストロベリーが残ったりして。きっと、どんなお菓子があるか一つ一つよく吟味しているうちに「こっちの方がよさそう」なんて気が変わったのかもしれませんね。

中学生には小学生が分けてくれたお菓子を配給しました。出席者が3人で少し寂しいかったですが、確率の問題に挑戦したり、パソコンで調べものをしたりしました。パソコンでは最初はウクライナ侵攻について調べていたのですが、次第に伊豆急行の電車について検索していたり、ついつい興味のあることに熱中してしまいました。電車で旅行の計画って、時間とお金、それに乗りたい電車の種類まで考えると、色々な組み合わせから選択したり、意思決定する必要があるんですね。勉強になります。

 『具体と抽象』                      大きいゴーフルの半径は小さいゴーフルの2倍ありました。では面積は何倍になる? 「円の面積は半径✖半径✖3.14」       2倍✖2倍✖3.14で答えは4倍。(ちなみに、半径が3倍だったら9倍)本当に4倍になるのか小さいゴーフルの面積を4倍にして大きいゴーフルの面積になるのか確かめている子がいました(素晴らしい!)実感が伴う具体的な経験がとても大事です。中学の数学になると文字式や関数など、いきなり抽象度が上がります。そこで大切になってくることは、小さい時から、遊びや生活の中で具体的な数や量、距離などの感覚を経験すること。その経験値があって、抽象度をあげていくことが大切。だからこそおぎゃぁと生まれた時から子供は、自然に触れ、いっぱい遊ぶことが最大の勉強になるのです。誰よりも早く計算ができるようになるより、漢字をたくさん覚えるよりも…

2月24日はてらこやの日でした。小学生は各自一通り問題集に取り組んだ後、算数クイズ(合計70枚の1円玉と5円玉と10円玉が100円になる組み合わせを考えよ)に挑戦したり、おはじきで遊んだりしました。

中学生は確率の問題を勉強している子や中学受験の難問を解いてみたりしていました。中学の入試とはいえ、なかなか難しく、スタッフも頭を悩ませていました。

その日はロシア軍がウクライナに侵攻した日でした。どんな歴史的な背景や理由があろうと、戦争を正当化することはできません。罪のない市民、特に子供たちが犠牲になるからです。私たちがこの問題に対して何ができるかはわかりません。しかし、少なくとも私たちが戦争を起こしたり、巻き込まれたりしないよう、対話を重視する文化を作っていくことが大切だと思います。ロシア国民が政権に訴えてウクライナへの攻撃を止める力になることを願います。

いま私たちが出来ること。                   TVで報道されているので、子どもたちも全く知らないことはないとは思いますが、身近に感じている、まして自分ん事として感じている子はどれぐらいいるでしょうか。(もしかしたら、学校で取り上げているかもしれませんね。)歴史的背景、経済、エネルギー問題、国際関係などなど…難しいことを論じるのではなく、いま何が起きているのか、人として何が大切で平和とは何なのか。そこからいろいろなことにつなげて対話が出来るといいなと思います。大人は親は教育関係者は子供たちと考えることが大切であり、それが一番今私たちに出来ることだと思っています。「てらこや」もごちゃ混ぜならではの安心安全の空間で、「考える」を目指したいと思っています。

2月17日はてらこやの日でした。小学生は宿題や数独をやったあと、先週に続いておはじきをしました。今週はコインおはじきではなく、スタッフが買ってきてくれた本物のおはじきを使って再挑戦。以外とコントロールがむずかしいようですね。

中学生は学年末試験が終わったところでちょっと一息、という感じでしょうか?試験結果の見直しをしたり、神奈川県の公立高校入学試験の中からできそうなところをチャレンジしていました。

ニュースなどで、今行われている北京オリンピックでの日本人選手の動向が伝えられています。スポーツだから当然ですが、勝者・敗者が決まったり、点数で評価されたり、順位がついたりします。選手本人はその結果を受け止めて、喜んだり、悔んだり、悲しんだりします。メダルをとって悔しがる選手がいる一方、入賞さえしなくても自分の力を発揮できたことで満足できる選手もいるでしょう。メダルの色が同じでも、そのことの持つ意味は選手によって異なります。

私たち一般人も人生や普段の生活での試練や困難に直面した時にそれをどうとらえるかは本人次第ですよね。自分の身に起きた出来事がどういう意味を持ち、どう感じるかは、第三者が判断できることではないのです。そして、その困難を乗り越えるには、本人に寄り添い、安心させてくれる人が周りにいる環境が必要なのです。私たちの社会がそうなることを願います。

「てらこや」もお勉強だけでなく、集ったみんなにとって、大人も子供も、安心安全の場になれればと思っています。

 2月10日は前日から雪がたくさん降る降ると予報された日。結局お昼に少し振っただけでずっと雨でした。子供たちは、何人かお休みはいましたが、天気に関係なく元気な顔を見せてくれました。小学生組は勉強モードにならず…カードゲームをやるかと思いきや付属のコインでおはじきを始めました。子供は何でも遊びにしちゃいます。やってみると、ルールはシンプルですが意外と深い‼ 盛り上がりました!(^^)!        

 中学生は来週ある学年末テストの勉強。ワークをやりました。勉強したところが出ますように… 高校生に図形の問題を出してもらっている子もいました。みんな悪戦苦闘中^^;

 おはじきに勝つためにはコントロールが良いこと、先を読んではじく順番を予測することがポイントですが、相手から見る視点で見ることも大切です。自分が当てやすい相手は、当然相手も当てやすいわけで、そこも頭に入れてはじく順番を考えられると、より面白いと思いました。思いつきコインおはじきで少ない枚数だったので、来週はちゃんとしたおはじきでやりたいと思いました。

「他者目線」「俯瞰して見る」成長の中でとても大切な要素ですね。何気ないゲームの中にもあるなぁと思いました。

2月3日はてらこやの日でした。大学受験中のお姉さんが久しぶりに教えに来てくれました。忙しい中、てらこやのインスタグラムやツイッターを立ち上げてくれたので、ホームページとどう連携するか?など打合せしました。

小学生は4つの同じ数字を四則演算して指定の数字を作る問題にチャレンジ。例えば、4 4 4 4を使って12にするといった問題です。答えは  4×(4-4÷4)です。高校生のお兄さんが問題を考えてくれました。昔は電車の切符に印刷されている4つの数字を使って10にする遊びをよくしたことを思い出しました。今はICカードを使うためすっかりやらなくなりましたが・・・

中学生は問題集を勉強していた子たちとがいた一方、学校や普段の生活の様子を沢山はなしてくれた子もいました。どんなことをして何を考えているか話すことはとても大切なことです。人にわかるように説明するには、話の筋道を組み立てるために論理的に考えることが必要ですから。

節分と関係があるのかわかりませんが、社会福祉協議会からカロリーメイトをいただきました。みんなで持ち帰るように分けました。新型コロナの感染者数はまだ増加を続けていて収束する気配はありません。節分の豆まきと共に、鬼もコロナも早く去って行ってもらいたいですね。

この写真、いいなぁと思いました。「てらこや」はみんなで勉強したり、一緒にいろいろなことをしていければいいなぁと思っていて決まりはほとんど無いのですが、一つだけ、こだわっていることがあります。                            

それは、ごちゃ混ぜであること。               年齢、性別、立場、障害の有無…みんな一緒。分けられていない環境です。私たちの生活は効率性、利便性、生産性などを重視するあまり分けられていることがあまりにも多すぎるのではないかなと。会社や学校はまさに分けられている場面が多いですよね。        多少不便であっても、効率が悪くても、相手を思い考えて過ごすことはとても豊かな関係、空間を生むと思っています。

1/27はてらこやの日でした。

小学生の部では認知能力のテスト(?)をやりました。異なる色で書かれた文字の色を答える問題です。例えば、緑色で書かれた「黒」という文字を指されたら、”緑”と答えれば正解です。文字を読むのではなく、使われている色を答えるのですが、文字に書かれているのが「色の名前」なので、ついつい引っかかってしまいます。そのうち、子供たちは別の文字を加えて別の言葉を作り始めました。「黒」に「豆」を足して「黒豆」とか。こどもはあたらしい遊びを考えだす天才ですね。

面白かったので中学生の部でも試してみたら、中学生でもやはりむずかしいようです。さらに、数取りゲームや○×ゲームをやってみました。数取りゲームは、まんじゅうが15個あるとして、2人の人が順番に好きな個数(ただし1~3個)ずつ取っていき、最後の1個をとった人が負け、というもの。これには必勝法があって、相手がそれを知らなければほぼ確実に勝てるのだそうです。○×ゲームも同じように、やり方を知っていれば負けることはありません。

こういうゲームやクイズって楽しいですね。

「出来ない」「わからない」「苦手」と向き合う。           多くの子供たち(実はおとなも…)できない、わからないが言えなくなってきています。時には、出来ている振りをしたり、隠したりします。生まれた時から平均的な成長・発達と比べられ、集団に入ればお友達と比較され、学校が始まれば評価がつきまとい…常に比べられる環境の中で過ごしてきたからでしょう。評価のない安心安全の中での学びであれば、他人と比較することなく自由に自分と向き合えると思うのですが、社会も大人も評価比較の中で育ってきてしまっているので、意識して場を作っていかないとなかなか難しいのが事実です。

ゲームみたいな学習以外の場面だと、比較的「できない~」「わからない~」「苦手~」って言えます。評価につながらないからでしょう。それでも、お友達を意識して比較したり、できない自分が嫌で、ゲームをやめてしまう子がいます。

「出来ない」「わからない」「苦手」と言える雰囲気、向き合える環境を作ることがとても必要だと思います。

20日はてらこやの日でした。翌日から神奈川県でもまん延防止等重点措置が適用されることになっていたためか、欠席の子がいました。

小学生の部では過去のテストの復習をしました。学年も終わりになってきたので、今まで学習したことを確認していきたいと思います。できれば、大人から言われてやるのではなく、子供たちから振り返りたい気持ちが出てくるといいなぁと思います。

中学生の部では問題集に取り組み小テスト対策をした子たちと、パソコン組にわかれました。パソコン組はトンガの噴火の話題からトンガはどこにあるのかな?から検索スタート。あまり乗り気ではない様子でしたが、高校生のお兄さんがサポートに入り、いろいろな世界地図を出してくれたり、いつの間にか排他的経済水域の話題になり・・・ 最後は何故か秘境の駅の話で盛り上がっていました。こういうのがいいですよね。大人の意図としては噴火の事を掘り下げて調べて、災害支援や環境問題に繋がるといいなぁというした心満載であったわけですが、何故か秘境の駅で盛り上がっている。     とってもいいなぁと思いました。

第5波が収まって収束に向かうかと思いましたが、そううまくはいきませんね。それにしてもオミクロン株による感染者の増加率には驚きです。神奈川県でもあっという間に1日当たりの感染者数の過去最多を超えてしまいました。新型コロナの再拡大によって学校行事の中止や学校そのものの閉鎖が心配です。子供たち同士が共有する時間がこれ以上減らないことを願います。

1回目が雪で中止となり、1/13、今年初めてのてらこやでした。久しぶりにみんなの顔が見られてうれしかったです。

小学生の部では足し算の答えが2022になるよう、0~9までの数字を空欄に当てはめる「2022年問題」に挑戦しました。しかし・・・難しすぎてギブアップ。次の分数の足し算では問題の解き方がわかる子が年下の子に教えてあげていました。「解き方を説明する」ことは自分がよりよく理解する効果がありますよね。

中学生の部では学校の試験に向けて問題に取り組むグループと立体図形の問題に取り組むグループにわかれて、それぞれ頭をひねっていました。

オミクロン株による新型コロナの感染が再び増加していますが、感染対策をしっかりして今年も元気に過ごしましょう。

明けましておめでとうございます。

今年こそは新型コロナも収まり、みんなが気兼ねなく会うことのできる日常が戻ってくることを期待しています。

今日、1月6日は今年第1回目のてらこやの予定でしたが、かなり雪が降ったため来週に持ち越しとなりました。みんなに会えなくて残念です。