2月17日はてらこやの日でした。小学生は宿題や数独をやったあと、先週に続いておはじきをしました。今週はコインおはじきではなく、スタッフが買ってきてくれた本物のおはじきを使って再挑戦。以外とコントロールがむずかしいようですね。

中学生は学年末試験が終わったところでちょっと一息、という感じでしょうか?試験結果の見直しをしたり、神奈川県の公立高校入学試験の中からできそうなところをチャレンジしていました。

ニュースなどで、今行われている北京オリンピックでの日本人選手の動向が伝えられています。スポーツだから当然ですが、勝者・敗者が決まったり、点数で評価されたり、順位がついたりします。選手本人はその結果を受け止めて、喜んだり、悔んだり、悲しんだりします。メダルをとって悔しがる選手がいる一方、入賞さえしなくても自分の力を発揮できたことで満足できる選手もいるでしょう。メダルの色が同じでも、そのことの持つ意味は選手によって異なります。

私たち一般人も人生や普段の生活での試練や困難に直面した時にそれをどうとらえるかは本人次第ですよね。自分の身に起きた出来事がどういう意味を持ち、どう感じるかは、第三者が判断できることではないのです。そして、その困難を乗り越えるには、本人に寄り添い、安心させてくれる人が周りにいる環境が必要なのです。私たちの社会がそうなることを願います。

「てらこや」もお勉強だけでなく、集ったみんなにとって、大人も子供も、安心安全の場になれればと思っています。

 2月10日は前日から雪がたくさん降る降ると予報された日。結局お昼に少し振っただけでずっと雨でした。子供たちは、何人かお休みはいましたが、天気に関係なく元気な顔を見せてくれました。小学生組は勉強モードにならず…カードゲームをやるかと思いきや付属のコインでおはじきを始めました。子供は何でも遊びにしちゃいます。やってみると、ルールはシンプルですが意外と深い‼ 盛り上がりました!(^^)!        

 中学生は来週ある学年末テストの勉強。ワークをやりました。勉強したところが出ますように… 高校生に図形の問題を出してもらっている子もいました。みんな悪戦苦闘中^^;

 おはじきに勝つためにはコントロールが良いこと、先を読んではじく順番を予測することがポイントですが、相手から見る視点で見ることも大切です。自分が当てやすい相手は、当然相手も当てやすいわけで、そこも頭に入れてはじく順番を考えられると、より面白いと思いました。思いつきコインおはじきで少ない枚数だったので、来週はちゃんとしたおはじきでやりたいと思いました。

「他者目線」「俯瞰して見る」成長の中でとても大切な要素ですね。何気ないゲームの中にもあるなぁと思いました。

2月3日はてらこやの日でした。大学受験中のお姉さんが久しぶりに教えに来てくれました。忙しい中、てらこやのインスタグラムやツイッターを立ち上げてくれたので、ホームページとどう連携するか?など打合せしました。

小学生は4つの同じ数字を四則演算して指定の数字を作る問題にチャレンジ。例えば、4 4 4 4を使って12にするといった問題です。答えは  4×(4-4÷4)です。高校生のお兄さんが問題を考えてくれました。昔は電車の切符に印刷されている4つの数字を使って10にする遊びをよくしたことを思い出しました。今はICカードを使うためすっかりやらなくなりましたが・・・

中学生は問題集を勉強していた子たちとがいた一方、学校や普段の生活の様子を沢山はなしてくれた子もいました。どんなことをして何を考えているか話すことはとても大切なことです。人にわかるように説明するには、話の筋道を組み立てるために論理的に考えることが必要ですから。

節分と関係があるのかわかりませんが、社会福祉協議会からカロリーメイトをいただきました。みんなで持ち帰るように分けました。新型コロナの感染者数はまだ増加を続けていて収束する気配はありません。節分の豆まきと共に、鬼もコロナも早く去って行ってもらいたいですね。

この写真、いいなぁと思いました。「てらこや」はみんなで勉強したり、一緒にいろいろなことをしていければいいなぁと思っていて決まりはほとんど無いのですが、一つだけ、こだわっていることがあります。                            

それは、ごちゃ混ぜであること。               年齢、性別、立場、障害の有無…みんな一緒。分けられていない環境です。私たちの生活は効率性、利便性、生産性などを重視するあまり分けられていることがあまりにも多すぎるのではないかなと。会社や学校はまさに分けられている場面が多いですよね。        多少不便であっても、効率が悪くても、相手を思い考えて過ごすことはとても豊かな関係、空間を生むと思っています。

1/27はてらこやの日でした。

小学生の部では認知能力のテスト(?)をやりました。異なる色で書かれた文字の色を答える問題です。例えば、緑色で書かれた「黒」という文字を指されたら、”緑”と答えれば正解です。文字を読むのではなく、使われている色を答えるのですが、文字に書かれているのが「色の名前」なので、ついつい引っかかってしまいます。そのうち、子供たちは別の文字を加えて別の言葉を作り始めました。「黒」に「豆」を足して「黒豆」とか。こどもはあたらしい遊びを考えだす天才ですね。

面白かったので中学生の部でも試してみたら、中学生でもやはりむずかしいようです。さらに、数取りゲームや○×ゲームをやってみました。数取りゲームは、まんじゅうが15個あるとして、2人の人が順番に好きな個数(ただし1~3個)ずつ取っていき、最後の1個をとった人が負け、というもの。これには必勝法があって、相手がそれを知らなければほぼ確実に勝てるのだそうです。○×ゲームも同じように、やり方を知っていれば負けることはありません。

こういうゲームやクイズって楽しいですね。

「出来ない」「わからない」「苦手」と向き合う。           多くの子供たち(実はおとなも…)できない、わからないが言えなくなってきています。時には、出来ている振りをしたり、隠したりします。生まれた時から平均的な成長・発達と比べられ、集団に入ればお友達と比較され、学校が始まれば評価がつきまとい…常に比べられる環境の中で過ごしてきたからでしょう。評価のない安心安全の中での学びであれば、他人と比較することなく自由に自分と向き合えると思うのですが、社会も大人も評価比較の中で育ってきてしまっているので、意識して場を作っていかないとなかなか難しいのが事実です。

ゲームみたいな学習以外の場面だと、比較的「できない~」「わからない~」「苦手~」って言えます。評価につながらないからでしょう。それでも、お友達を意識して比較したり、できない自分が嫌で、ゲームをやめてしまう子がいます。

「出来ない」「わからない」「苦手」と言える雰囲気、向き合える環境を作ることがとても必要だと思います。