10月19日はてらこやの日でした。ハーモニーみどりに向かう金木犀の香りが漂う道すがら、夕焼けがとてもきれいでした。

小学生は全員出席、思い思いに宿題をやったり、問題集をやったりしていました。最近てらこやに来た子がUNO FLIPというカードゲームを持ってきてくれたので、何人かで遊びました。カードの両面に絵柄があって、フリップカードが出たら反対の面でゲームを続行します。他にパソコンでタイピングゲームをやっていた子もいました。

中学生も全員出席(一人ですが)、問題集を少し解きました。高校生は3人来てくれました。学校のテストの復習をしたり、因数分解の問題をやったりしました。そろそろ文化祭の時期ですね。そんな話題も出ていました。

学校で体積のテストがあるらしく、いつもより?勉強モードでした。テストが頑張るきっかけになるのも悪くはない、それで意欲が出る子もいなくはないのかもしれません。でも、本当は”わかりたい””やってみたい”が動機になれるといいなと思います。ですが、今の教育スタイルではそう思える子はごく一部で、なかなか難しいです。そして、今日も勉強した後は子どもたちのやりたい事をやりました。子どもをコントロールするのではなく、子どもが向いている方向にこちらの意図が一致する時、何かが起きます。

10月19日はてらこやの日でした。

この日は子ども食堂の開催日でもあり、小学生はハンバーグを食べてからやってきました。まずは学校の宿題や問題集をやりました。内容がわかっている子が他の子に教えてあげたりしていました。終わった子はUNOをやりました。中学生の子もやってきてUNOに参加しました。

いつも来てくれる高校生の子2人はこの日も参加して学校の課題をやっていました。今年てらこやを卒業した他の子が子ども食堂に来ていたらしいのですが帰ってしまって、一緒に来ていたお母さんだけが顔を出してくれました。後から、同じく今年卒業した他の子も来てくれたので、顔を出してくれたら会えたのにね。スタッフとしては来てくれたら嬉しいのですが、本人にはてらこやに来て「何かをする」という目的が必要なのかな。

慣れ親しんだお友達や場所も少し離れると、心の距離が遠くなってしまうようです。そういう時には共通する”何かをする”があった方が気安いのかもしれません。担に本人の好きなことをするだけでは家でできてしまうので、人との関わりがないと出来ないことで何かないかなぁとスタッフで考えています。本人は来づらく感じているようですが、周りのお友達は全然気にしていないので来てほしいなと思います。こうやって人との距離感を試行錯誤して、失敗したり楽しい思いも経験しながら、大人も子どもも一生学び続けるのかなと思います。

10月5日はてらこやの日でした。小学生は宿題やドリルをやった後、自分たちで考えた「お絵描き福笑い」(私が勝手に命名)をやっていました。スタッフの高校生も巻き込み盛り上がっていたので、私もチャレンジ。目をつぶって、あらかじめ書いてある円に目鼻口耳や髪の毛を書いていきます。見えない不安感と目を開けて見た福笑いの出来栄えを見た面白さと安心感。めちゃくちゃ楽しかったです。何もない会議室、子どもたちは遊びの天才だなと思いました。

中学生はお休み。高校生2人組は1人が体調不良でお休みでしたが、もう一人は一人でも来てくれました。

多くの学校の先生や親は、子供の話を良かれと思って現実的な話につなげようとしたり、実現可能かどうかをジャッジしがちになってしまいます。小さい時は夢の話を笑顔で聞いてくれていたのに、年齢が上がってくると益々その傾向は強くなってきます。ある高校生が「ここは何を言っても否定されない」と言ってくれました。嬉しく思う反面、言い出せずに諦めていることがあるんだろうなと思いました。無責任に何でも肯定しているのではなく、既存の型にはめないで子どもだけを見て、話を聴いています。どんな子でもどんな状況でも、やりたいことを実現するために力を出すのは本人で、周りが決めることではありません。歩むスピードも道もひとりひとり違います。本人が諦めずに自分を出して歩めるよう、諦めさせたり道を塞がないよう大人は受けとめていきたいものです。全ての子どもの中に可能性があるのですから。

9月28日はてらこやの日でした。最近は少し涼しい日もありましたが、9月も終わりだというのにまだまだ暑い日が続いています。

小学生は全員出席、しかも先週お試しで来た子が正式加入ということで大盛況でした。新メンバーの子は問題集を解いたあと、てらこや恒例?の正方形の問題にチャレンジ、高校生のお兄さんや同学年の子と一緒に考えていました。他の子たちも問題集を解いたり、終わったあとはお絵描きをしたり思い思いに過ごしていました。

中学生の子は酒井さんとマンツーマンで教科書の問題にチャレンジしていました。いつも来てくれる高校生は、友達と約束があるとのことで、ちょっとだけ顔を出してくれましたがすぐに帰っていきました。来週またきてね。

この日は高橋さんが久しぶりに来てくれました。子どもたちがいなくなったので、スタッフで少し話をして、少し早かったですがお開きとなりました。

速度×時間=距離 例えば時速60㎞の車が2時間走ると、60×2で120㎞進む。時速60㎞の意味を、”1時間に60㎞進む速さ”と知っていれば2時間走れば2倍で120㎞進むと、考えれば公式を知らなくても意味で答えることができます。これをわざわざ公式と言って習うので意味を理解しないままに覚えようとしたり、公式と聞いただけで覚えられなかったり、覚えようとしなかったりする子がいます。更に良かれと思ってか、問題に出てきている数字を当てはめるだけのツールみたいなものまで教えられたりするので、益々意味を考えずに数字のあてっこゲームみたいに答えている子もいたりします。公式の成り立ちから計算していてはロスがあるから公式を使うわけですが、全て公式にしてしまうと、考えればできるものも、できなくなってしまっているものが算数には結構あります。図形の面積や一つ当たりの計算などなど…勉強だけでなく生活のなかでも、便利と退化はセット。便利グッズは退化を生むなぁと感じます。