頭の体操

1/27はてらこやの日でした。

小学生の部では認知能力のテスト(?)をやりました。異なる色で書かれた文字の色を答える問題です。例えば、緑色で書かれた「黒」という文字を指されたら、”緑”と答えれば正解です。文字を読むのではなく、使われている色を答えるのですが、文字に書かれているのが「色の名前」なので、ついつい引っかかってしまいます。そのうち、子供たちは別の文字を加えて別の言葉を作り始めました。「黒」に「豆」を足して「黒豆」とか。こどもはあたらしい遊びを考えだす天才ですね。

面白かったので中学生の部でも試してみたら、中学生でもやはりむずかしいようです。さらに、数取りゲームや○×ゲームをやってみました。数取りゲームは、まんじゅうが15個あるとして、2人の人が順番に好きな個数(ただし1~3個)ずつ取っていき、最後の1個をとった人が負け、というもの。これには必勝法があって、相手がそれを知らなければほぼ確実に勝てるのだそうです。○×ゲームも同じように、やり方を知っていれば負けることはありません。

こういうゲームやクイズって楽しいですね。

「出来ない」「わからない」「苦手」と向き合う。           多くの子供たち(実はおとなも…)できない、わからないが言えなくなってきています。時には、出来ている振りをしたり、隠したりします。生まれた時から平均的な成長・発達と比べられ、集団に入ればお友達と比較され、学校が始まれば評価がつきまとい…常に比べられる環境の中で過ごしてきたからでしょう。評価のない安心安全の中での学びであれば、他人と比較することなく自由に自分と向き合えると思うのですが、社会も大人も評価比較の中で育ってきてしまっているので、意識して場を作っていかないとなかなか難しいのが事実です。

ゲームみたいな学習以外の場面だと、比較的「できない~」「わからない~」「苦手~」って言えます。評価につながらないからでしょう。それでも、お友達を意識して比較したり、できない自分が嫌で、ゲームをやめてしまう子がいます。

「出来ない」「わからない」「苦手」と言える雰囲気、向き合える環境を作ることがとても必要だと思います。