試験一過

9月15日はてらこやの日でした。短期留学していた大学生のお姉さんがお土産のキャンディを持ってきてくれました。それとボランティアで高校性のお兄さんが新しく参加してくれました。年齢が近いスタッフがいてくれると子どもたちも親しみやすいと思います。

小学生は問題集をやったり、学校の宿題をやりました。普通の教材だと飽きてしまう子には「かいとうねこぴー」というパソコンでゲームをしながら計算の練習をするソフトに挑戦してもらいました。最初は調子よく回答していましたが、そのうち「タイピングーZ」というキーボードの練習をするゲームを始めました。なかなか大人の思惑通りにはなりませんね。でも、自己流ながら、なかなかのスピードでタイプするので感心しました。

中学生はテストの結果が返ってきたようです。持ってきてくれた子と忘れてきた子と色々です。思ったほどできなかったときは人に見せたくないものですが、どこが間違ったかを確認して覚えたらよいよね。子どもたちはテストが終わったばかりでちょっと気が抜けた感じでしたが、スタッフは合否判定の方法や学校によって特徴があることなどについて話をして、受験生は大変だなぁと改めて思いました。

前期期末試験の結果が出ました。高校受験に必要な内申点の基礎の一部になり、志望校を決める参考材料にもなります。本来、志望校を決める理由は、○○高校の特色に興 味があるから受験したい、○○の勉強をしたいから○○高校に行きたい。やりたいことが理由でなくても、近所の学校に行きたいからでもいいと思います。残念ながら現実は、内申点でこの点数なら○○高校に行ける、という決め方がほとんどです。こんな決め方ですから子どもたちは、「好き」や「楽しい」で勉強することをすっかり忘れて、良い成績をとるための勉強しかしなくなります(全員がそうではないですが…)。小さいときの全ての子どもたちは、純粋に「できる喜び」や「知る喜び」が学びの原動力になっていたのに、とても悲しいことです。受験システムも昔に比べるといろいろなスタイルの高校も増えて、選択肢が少しづつ増えては来ていますが、まだまだ成績重視が現実です。そもそも、人を評価することなんてできないのに、可視化できるものだけを評価し点数化する。最近では、学力重視だけではないという観点から、コミュニケーション能力、努力する力、ボランティア精神などにまで評価をつけ、あたかも学力だけが全てではないよ、学力以外も大切にしているよ、と言わんばかりのおかしなことが起きています。表現が苦手な子どもたちはどうすればよいのでしょうね。表現が苦手の子には、聞き上手な子が多いです。これってとても大切で素晴らしいことです。

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