5月19日はてらこやの日でした。

小学生の部は学校の宿題をやったり、各自問題集をやりました。その後、文章題のクイズをやりました。論理立てて考えるのに役立ちそうな問題でしたが、ちょっと根気のいる問題でした。勉強が終わったらホワイトボードに落書きをして遊びました。

中学生は(学校によっては)来週が中間試験なので、過去問にチャレンジしました。式の展開、平方根、因数分解等が出題範囲のようです。試験勉強の優先順位の都合で英語を勉強している子もいました。みんながんばれ。6月には修学旅行が待っているぞ。

[わからないと向き合う」 ”学校の算数・数学って生活をしていくのに必要?”何のために勉強するの?”世間でよく耳にする質問です。答えは、”物事を論理的に考える力をつける為の訓練”なのですが、普段この力を意識しながら生活をしている人はほとんどいないと思います。四則演算ができれば生きていけると思っている人が大半ではないでしょうか。実際テストでも論理的思考力を使わず解法の丸暗記で対応できてしまいますし、受験すらも一部の学校以外は”知識の再現能力”で乗り越えられてしまいます。将来エンジニアやお医者さんなど理系の職業や研究職につきたい人には必要ですが多くの人にとっては使うことはありません。それでは何で取り組むのか。いろいろな理由はありますが、「てらこや」では算数・数学を通して、数の面白さ、考えることの楽しさ、解けた時の喜びを味わってほしいと共に、「わからない」と向き合う事によって、その子なりに取り組む力をつけて乗り越えて欲しいなと思っています。「わからない」と向き合うためには一人ひとりのペースを守ってあげるのが大事です。特に苦手な子ほど安心して取り組む環境が必要だと思っています。「てらこや」は他者と比較することなく、安心して学べる環境を心がけています。

5月12日はてらこやの日でした。GWはみんなどんなふうに過ごしたでしょうか?家族で日帰り旅行に行ったり、買い物に行ったなんて話を聞きました。

小学生の部は問題集をひととおりやった後、みんなでサイコロの問題を考えました。サイコロが6つ積み重ねてあり、一番したのサイコロの側面に3の目が見えています。サイコロの上面とその上のサイコロの下面の合計は必ず6になるようになっているとすると、一番うえのサイコロの目はいくつか?という問題です。

中学生の部はGWをどうやって過ごしたか話をしてくれたり、テストが間近に迫っているためその準備をしたりしました。もうすぐ修学旅行もあるそうで、そのことにとても忙しそうです。それでも今年は修学旅行が実施されそうで本当に良かったです。

「居心地が良い」
 てらこやの子どもたちは、小学生も中学生も絵を描くことが大好きです。いつも楽しそうに無邪気に自由に描いています。そんな風に描いている子どもたちの姿を見ていると、こちらまで楽しくなってとても幸せな気持ちになります。何気ないお絵描きのように自由に表現できるような、無邪気に過ごせる社会は全ての人にとっても居心地の良い社会になるのではと思うと、子どもたちの存在はありがたいなぁと思いました。

4月28日はてらこやの日でした。明日からGWが始まります。コロナが完全に収束していませんが、でかける計画のある人もいるかもしれませんね。

小学生の部は問題集をやりました。学校の授業よりもだいぶ進んでいる子もいます。そんなわけで、少し算数クイズで気分転換などもしてみました。しかし!難しい。

中学生の部も問題集をやりました。数式の展開。これは分配の法則を使えば解けますが、因数分解との関係を考えると公式も使えるようになると便利です。でも、公式を覚えなくてもなんとかならないか・・・?うーん、今、中学時代には考えなかった見方で問題を考えているのが不思議です。数学って面白いですね。マッチ棒を使った図形の問題を考えている子もいました。こういう問題は訓練でできるようになるものなのでしょうか?

コンピュータの使い方、「電子工作と組み合わせたら面白いかも」という考えと「電子工作で面白い事例を見せてあげることができるか?」との間でぐるぐるしています。GWもあるので考えて見たいと思います。

「将来のため」                       中学生が文字式の計算で展開の公式を勉強していました。公式を使わなくても分配法則で力づくでできますが、この後の因数分解に公式が必要になり、さらにその後の二次方程式、二次関数に必要になってきます。先々の必要のために今覚えるのか、必要になった時(困った時)に覚えるのか…よく「将来のために」という言葉を耳にします。将来の選択肢を増やすために勉強をするとか、頑張るとか。考え方は人それぞれなので正解はないと思いますが、将来のために今を我慢したり苦しむより、ワクワクした日々の積み重ねの先に将来があるのがいいなと思います。

4月21日はてらこやの日でした。新年度早々、小学6年生と中学3年生は全国学力・学習調査というのを受けたようですね。算数・数学は文章題が多く、出題者の意図を理解することが求められているように感じました。

小学生の部は問題集をやりました。まだ新年度が始まったばかりで学校の授業はそれほど進んでいませんが、みんな自分のペースで問題集を進めています。終わった子はクイズに挑戦していました。「4×4の点のうち、4つを頂点とする正方形はいくつあるか?」わかりますか?

中学生の部は授業の復習やカードゲームをやりました。歴史の復習をしている子がいましたが、スタッフ(少なくとも私)にとっては「そんなこと習ったかな?」という内容がたくさんありました。使わない知識は記憶に残らないものですね。男の子たちはアルゴというカードゲームをやっていましたが、最後にはアルゴでババ抜き?をやっているようでした。

てらこやで「パソコンを使った学習」をしたいと思っているのですが、どういう内容がよいか思案しています。学校の授業とは直接関係なくても、子供たち自らが「やりたい」と思うことをテーマにしたいと思うのですが、その「やりたい」が何なのか??「これか!?」と大人が思っても、子どもの反応は薄かったり・・・。味にうるさいグルメな客を迎えた食堂の店主のような心境です。

「違いを知る」
今の義務教育は何かを出来るようになるための学習が重視され、子どもたちは常に評価されています。本来は、いろいろな学びを通して自分は何が好きで何が嫌いで、何が得意で何が苦手なのかを知る9年間であってほしいです。誰にも評価されず安心安全な環境で、自分はどんな人間なのかを知り、そんな自分をありのまま受け止める練習をする9年間。そして自分を知るということは、相手との違いを知り、その違いを受け入れられるようになり、相手に優しく自分に強くなれると思うのです。

4月14日はてらこやの日でした。前は夏日だったのにこの日は寒いうえに霧雨の降る天気でした。

学校が始まって約1週間がたって、授業も徐々に始まってきました。小学生の部は新しい学年の問題集をやりました。運よく学校の教材と重複しなくてよかったです。授業はまだそんなに進んでないはずなのにどんどんページが進んでいきます。頼もしい。算数が終わった子はホワイトボードに英語単語を書いたり、おはじきをしたりして遊んでいました。

中学生の部は新しい教科書と問題集で勉強しました。時々絵を描いたりクイズを出しあったりして遊びました。スタッフのお姉さんがロボットを持ってきてくれたのですが、男の子たちの食いつきがいまいち。「かわいい」より「かっこいい」なのか?それとも別のポイント?

「アウトプット」
学習指導要領が改訂され「主体的・対話的で深い学び」という観点が盛り込まれました。それに伴い評価基準も変わりました。学校は「何を学ぶか」だけでなく「どのように学ぶか」を重視して授業を改善していくのですが、日本の学校での学習はまだまだ「インプット(教える)」ばかりでほとんど「アウトプット(表現)」の場面がないように思います。ホワイトボードいっぱいに書かれた単語。ノートに黙々と書いて覚えるよりも、誰かにアウトプットしながら書くとより記憶に残ります。次はこれらの単語を使って文章を作れたら、いいなぁと思いました。

ロボット…
大人たちはめちゃくちゃワクワクしたのに…
パソコンでプログラム作成して…
ロボットがプログラム通りに動くか動かないか…
なんて妄想が膨らんだのは大人だけでした (笑)

4月7日はてらこやの日でした。今日から学校も始まりました。

社協さんがお菓子の差し入れを持ってきてくれたので、みんなで分けました。小学生はお菓子のキャラクターなどをホワイトボードに描いていました。まだ新学年の授業は始まっていないので、前の学年の復習問題をやりました。

中学生の部も授業は始まっていないので、新しいクラスの話やロボットの話など雑談をしたり、先週の語彙の教材をやっている子がいたり。子供たちの興味のあることをきっかけに、そのことをもっと知りたい・調べてみたいという気持ちにつながるといいな、と思うのですが、その最初の一歩をどうしたらよいのか・・・スタッフも色々悩みます。

「ワクワクする事」                     新年度が始まりました。メンバーは変わらずです。今年度も安心安全の場所でありたいと思います。プラス、何かワクワクする事があるといいなと思っています。誰かに与えられるのではなく、「何かないかなぁ」から始まるワクワク。まずは、大人がワクワクしてみようかな・・・スタッフの1人が組み立て式のロボットを持っているということなので、来週持ってきてもらうことにしました。反応はいかに。子どもたちの様子でその先を決めたいと思います。決まらないかもしれませんが・・・まずは、大人がワクワク探しをしてみようと思います。

3月31日は今年度最後のてらこやの日でした。今年度もコロナでつらいこともあったけど、いいこともきっとあったよね。

小学生の部はやり残した問題集を解きました。途中、抜けてるところもあったけど、最終ページまでたどり着いた(ようでしたよ)。今年小学校を卒業した子にみんなで書いた寄せ書きを渡しました。中学生の部で参加してくれそうでとてもうれしいです。

中学生の部は先週に続いて新しい語彙を覚える教材に取り組みました。他にも、女子は箱ひげ図について勉強したり、男子はホワイトボードを使って理科や社会の勉強をしていました。新年度になるとクラス替えがあって仲のよい友達と同じクラスになれるか心配だけど、新しい友達もできるかもしれないね。

「自分を知る」                         自分のことは意外とわからないものです。人は、人ととの関わりの中で自分の性格を知ったり、何かに挑戦したときに得意なこと不得意なことに気が付いたり、好きなこと嫌いなことに気が付いたりするものだと思います。夢に向かったり、目標を立てたりして何かを出来るようになることは嬉しいことであり充実していることではありますが、今の子供たちが置かれている環境は、出来るようになることばかりを求められ過ぎているように思います。大切なのは、挑戦していく経験や学びの中で自分という人間はどういう人間なのかを知ること。試行錯誤しながら、ありのままの自分を知る。そして、いろんな人がいることを知り、人はみんな違うことを知る。そうすると自分はこのままでいいんだと思えて自信につながるのだと思います。出来ることを増やす、出来るようになった経験だけでは自信はつかないと思うのです。「てらこや」はここでの経験や出会いが少しでも「自分を知る」ことに繋がれば良いなと思っています。

3月24日はてらこやの日でした。

いよいよ今年度も終了ですね。桜がちらほらと咲き始めています。小学校の部ではドリルで1年間の復習問題に取り組みました。そのあと、おはじきをしたりして遊びました。

中学校の部ではマンガで語彙の勉強をする教材にチャレンジしました。また、難関中学校の入試問題にチャレンジしました。スタッフも一緒に考えたのですが・・・難しかったです。図形の問題で中学生で習う内容を使わないで、算数の知識だけで解答するのは、かなりのひらめきがないと解けないです。中学受験、恐るべし。

「忘れること」                         勉強したことを忘れると、多くの人はダメなイメージ、「出来ていない」って思いますよね。学習の方法はいろいろありますが、ポイントは最初に学習したあと、忘れた頃にあるそうです。思い出す事によって理解が深まり定着する。よく繰り返し反復練習をして覚えたりしますが、時間が経つとほとんど忘れてしまいます。生きていく為に”脳”は日々の膨大な情報を忘れるようにできているそうです。なので、記憶に残るのは忘れそうになった時に思い出す努力をしたものが残っていくのだそうです。(想起法)

今日のてらこやで、1年間の復習をした時に「忘れちゃったよ~」と呟いた子がいましたが、それは「出来ていない」ではなく、チャンス到来なのです!(^^)!

3月17日はてらこやの日でした。スタッフの高校生のお兄さんも、学校の行事が一段落して帰ってきてくれました

小学生の部は卒業する子と誕生日の子のお祝いといことで「お楽しみ会」となりました。スタッフが飲み物とお菓子、飾り付けの準備などをしました。用意したくす玉がうまく割れませんでしたが、「100均だから」ということでよしとしましょう。クイズ大会では各自が準備してきた問題を出し合い、早く正解した人ほど高得点を獲得できることにしました。クイズはなかなかわからない難しい問題や、なるほどと思わせる面白い問題があり、とても楽しい会でした。

中学生の部は今年は卒業する子がいないのですが、小学生の部からの流れで、飲み物とお菓子を飲み食いしながらとなりました。必然的に(?)お楽しみ会の延長のおしゃべり会のような雰囲気に。年度末が近づいてきて春ももうすぐそこまで来ています。2年生は最終学年を迎える前の短い安らぎの時間、といったところでしょうか。

「めちゃくちゃ楽しかった!!」                    予想以上に楽しかったです。子どもたちはもちろん、大人も高校生もみんな一緒くたになって遊びました。持ち寄ったクイズはネットなどで探してきたもののようでしたが、意外と秀逸で(チョイスが素晴らしい!)みんなが最後まで答えられるように出題者がその場でヒントを考えたのがとても良かったです。人は立場も年齢も関係なくフラットな関係でいる時初めてその人の素顔が見えたりします。お楽しみ会はいろんな素顔が見れた会になりました。改めて「てらこや」はそんな関係を作れる場所にしていきたいなと思いました。

3月10日はてらこやの日でした。

小学生の部では各自練習問題をやりました。また、今年卒業する6年生の子がいるので、来週はそのお祝いというかお楽しみ会?の予定です。そこで何をするか、お菓子はどんなものがよいかなど、みんなに意見を聞きました。それぞれが問題を出し合うクイズ大会ということになり、各自問題を考えてくることになりました。そのための予行演習でしょうか?こんな問題が出されました。「えんぴつとキャベツにはあって、けしごむとレタスにないものは?」

6年生の子のために寄せ書きを作ることになったのですが、中学生の部ではお兄さん、お姉さんも参加してくれて、一言づつ書いてくれました。また、寄せ書きのその子の名前のレタリングも作ってくれました。どうもありがとう。小学生のクイズを更に拡張して「リンゴとトイレットペーパーにはあって、モモとティッシュペーパーにはない」そうです。他にも同じような問題をどんどん作る中学生、すごいぞ。

「自分で決める」                        お楽しみ会で何をしたいか。用意されたお楽しみ会より、自分たちで決めた方が楽しいですよね。とは言えなかなか話も進まないので大人が、人生ゲーム、トランプ、百人一首、UNO、花札(笑)などなど提案しました。どれもこれも、いまいちな反応。結局子どもたちが、ひとり3問づつ、クイズやなぞなぞなど問題を作ってくる事になりました。 子どもたちの表情を見ていると納得感が違います。今の子どもたちは社会や他人の時間軸で生活をすることが多く、自分の時間軸で自分で決めて生活をする事が減っています。普段からちょっとしたことでも自分で決める、自分のペースで過ごすことが大切だと思っています。