暑さも一息

8月4日はてらこやの日でした。午前中にある団体の市民講座で高橋さんがてらこやの活動を事例報告するというので聞きに行ってきました。気負うことなく、それでいて芯が通っているてらこやの流儀が改めていいなぁと思いました。

このところ連日35度を超える暑さが続いていましたが、久しぶりに涼しい日でした。ところが先週から故障していた施設の空調がまだ直っておらず、涼しいけど暑いてらこやでした。

小学生の出席者は珍しく1人だけだったので、みんなで色々な話をしました。鶴亀算、植木算、時計算など、ちょっと変わった考え方の計算方法について考えてみたり。

中学生は社会や英語の夏休みの宿題をやったりしました。宿題で数独の問題があって、そのうちの1問が難しくて解けないというので、数独好きの私はついむきになって挑戦しました。スタッフのお兄さんが北海道に行った話や、中学生の子が旅行にいった話を聞きました。

「てらこや」は主に算数・数学を学習支援するので、苦手な子にとっては楽しい気持ちではない時間が多くなりがちになります。一生懸命な子もいますが、苦手が原因でやる気がない態度や不真面目な様子が多くなったり、中にはふてくされたりする子もいます。

「てらこや」では今、目の前で見せている子どもの姿が全てだと思わないように心がけています。勉強だけでなく雑談をする中で、その子が生き生きとする場面を見つけたり、お家や学校の様子などを保護者の方から伺ったりします。

今までいろいろな子がいました。「てらこや」ではやる気が無くても武道をしている時は生き生きとしていたり、数学が大嫌いでふてくされてばっかりの子が学校ではお手伝いを積極的にしていたり。逆にとっても元気な子が、学校ではおとなしい子だったり、とっても真面目な子が学校では問題児扱いだったり。

「てらこや」では、どの子にとってもありのままの自分が出せる場所を目指しています。ありのままで居られるには評価されない、比較されない環境、失敗しても出来なくて大丈夫な環境が必要です。年齢も性別も障害があってもなくてもみんな一緒の環境、「ごちゃまぜ」であることがそんな環境を作り出すと考えています。

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