9月29日はてらこやの日でした。最近新しく学生スタッフが増えました。中学生と年の差がほとんどないので一緒に楽しくお勉強できたらいいなと思います。

小学生はもうすぐ前期が終わるので問題集(上)の習ったところまででやっていないページをチェックしてやりました。

中学生は翌日が英検テストなので、英語をやりました。ホワイトボードに一般動詞の原形・過去形・過去分詞形びっちり書いた子もいました。

赤い羽根募金が10月1日から鴨居駅、中山駅、十日市場駅ではじまります。各駅でてらこやメンバーの声が流れます。

明日の英検を受けない子も一緒に英単語をやっていました。不規則活用動詞をお互いに問題を出し合いながらやっていました。テストを受けるか受けないかはその子の自由ですが、知らないと始めることすらもできないので、「知る」ということは、とても大切なことだと思います。受ける子も受けない子も一緒に同じ空間にいることで、仮に勉強になっていなくても「知る」ことに繋がって欲しいなと思います。ただ、今の子どもたちの置かれている立場は「知る」だけでは許されない場面が多々あるように思います。知った後、やるかやらないかは本人が決めることなのに、やらない選択はないに等しい雰囲気です。学習に限らず子どもたちは将来のためにやるべきこととして、本人の意思不在でできるようになることを沢山要求されているように感じます。「てらこや」は、みんなと同じようにする事が全てではなく、本人のペース、スタイルを自由に表現できる環境、雰囲気を大切にしていきたいと思います。

9月22日はてらこやの日でした。明日は秋分の日、シルバーウィーク後半の3連休です。その前に少しお勉強。

小学生は問題集をやったり、図形のクイズに取り組みました。ひとりの子が連れてきた友達が飛び入りで見学?してくれました。女子は一通り勉強した後はホワイトボードでお絵描きして遊んでいました。問題集に飽きてしまった子はパソコンで計算問題をやっていました。

中学生は期末試験問題を高校生のお兄さんに解説してもらっていました。他の子は図形のクイズに挑戦しました。スタッフも考えてみましたが、難しい問題は解けませんでした。

地区センターに調べ学習をしに来ていたお友達が、飛び入り参加してくれました。初めはどうしようか戸惑っていましたが、てらこやメンバーの熱烈大勧誘に会い(笑)、一緒に過ごしました。その子の気持ちはあくまでも分かりませんが、同学年だけの中に入るよりハードルは低いのではないかなと思います。ごちゃまぜの良いところは、あらゆる面で比べようがないということ。いろんな子がいて、みんな違う。自分との違いを知るということはとても大切なことです。                                 

9月15日はてらこやの日でした。短期留学していた大学生のお姉さんがお土産のキャンディを持ってきてくれました。それとボランティアで高校性のお兄さんが新しく参加してくれました。年齢が近いスタッフがいてくれると子どもたちも親しみやすいと思います。

小学生は問題集をやったり、学校の宿題をやりました。普通の教材だと飽きてしまう子には「かいとうねこぴー」というパソコンでゲームをしながら計算の練習をするソフトに挑戦してもらいました。最初は調子よく回答していましたが、そのうち「タイピングーZ」というキーボードの練習をするゲームを始めました。なかなか大人の思惑通りにはなりませんね。でも、自己流ながら、なかなかのスピードでタイプするので感心しました。

中学生はテストの結果が返ってきたようです。持ってきてくれた子と忘れてきた子と色々です。思ったほどできなかったときは人に見せたくないものですが、どこが間違ったかを確認して覚えたらよいよね。子どもたちはテストが終わったばかりでちょっと気が抜けた感じでしたが、スタッフは合否判定の方法や学校によって特徴があることなどについて話をして、受験生は大変だなぁと改めて思いました。

前期期末試験の結果が出ました。高校受験に必要な内申点の基礎の一部になり、志望校を決める参考材料にもなります。本来、志望校を決める理由は、○○高校の特色に興 味があるから受験したい、○○の勉強をしたいから○○高校に行きたい。やりたいことが理由でなくても、近所の学校に行きたいからでもいいと思います。残念ながら現実は、内申点でこの点数なら○○高校に行ける、という決め方がほとんどです。こんな決め方ですから子どもたちは、「好き」や「楽しい」で勉強することをすっかり忘れて、良い成績をとるための勉強しかしなくなります(全員がそうではないですが…)。小さいときの全ての子どもたちは、純粋に「できる喜び」や「知る喜び」が学びの原動力になっていたのに、とても悲しいことです。受験システムも昔に比べるといろいろなスタイルの高校も増えて、選択肢が少しづつ増えては来ていますが、まだまだ成績重視が現実です。そもそも、人を評価することなんてできないのに、可視化できるものだけを評価し点数化する。最近では、学力重視だけではないという観点から、コミュニケーション能力、努力する力、ボランティア精神などにまで評価をつけ、あたかも学力だけが全てではないよ、学力以外も大切にしているよ、と言わんばかりのおかしなことが起きています。表現が苦手な子どもたちはどうすればよいのでしょうね。表現が苦手の子には、聞き上手な子が多いです。これってとても大切で素晴らしいことです。

9月8日はてらこやの日でした。小学生は赤い羽根募金の呼びかけの音声録音をしました。何回か練習をして、いったん録音した音声を聞かせてもらってから本番の録音をしました。どんな機材が来るのかなと思っていたら、スマホでの録音でした。とてもきれいに録音出来ていてびっくりしました。恐るべしスマホ!!これ一台で何でもできますね。自分の声を聞いてどんな感じだったかな。10月1日から、中山駅、十日市場駅、長津田駅などで募金活動をする時に流れるそうです。

中学生は翌日が前期期末テスト最終日。英語のワークをしたり、漢字の問題を解いたりしました。数学のテストは終わっていて、問題を持ってきてくれました。3年生は受験を意識して受験当日と同じ出題形式になっています。段々と受験の雰囲気が漂ってきています。

録音が終わった後、宿題をしました。算数のワークもやろうと思っていると、いつの間にか何やらお絵描きゲームみたいなことが始まりました。前の人が目隠しをされながら、後ろの人の指示従って絵を描いてどちらが指示通りにかけたかで勝敗が決まるようです。与えられたものではなく、自分たちで楽しいことを創り出す。とっても盛り上がっていて楽しそうでした。

9月1日はてらこやの日でした。この日は留学していたスタッフの大学生のお姉さんが久しぶり来てくれました。となりで開催された子ども食堂では大学の室内管弦楽団による演奏があり、てらこやの子どもたちも冷やし中華を食べながら演奏を聴いていました。

小学生は問題集や宿題をやったりしました。先週予告のあった、赤い羽根共同募金の録音の練習をしました。誰がどの部分を読むか自分たちで分担を決め、その後声を出して読み合わせをしました。録音の本番は来週です。

中学生はスタッフに診てもらって試験勉強をしたり、ゲームをして遊んだりしました。夏休み明け早々ですがそれぞれ色々予定があるようです。

赤い羽根募金の音声録音の依頼を頂きました。呼びかけの文章はあらかじめ決まっています。せっかくなので子どもたちに原稿を渡して任せることにしました。きっかけ作りで、「どうやって読む?」とこちらから声掛けをすると「ひとりはやだ~」「私はひとりで読みたい!」といい感じに子供たちだけで始まりました。読む分担が決まったので通して読んでみると、みんなの読むスピードがバラバラ。ゆっくりめに読んでね。と前置きをしてから読みましたが、いざ読んでみるとゆっくりを意識して読めなかったり、そもそもどれぐらいがゆっくりなのかも人によって違うなと感じました。スタッフの1人から一度みんなで読んでみたらと提案があり、みんなで読んでみました。もう一度、分担して読むと最初よりまとまってきました。みんなで読むことで、自分と周りの読む速さの違いを自然に感じられたのだと思います。「合わせようね」「もっとゆっくり読んで」と誘導するのは簡単ですが、自分たちで自然に感じて気が付いた結果生まれた形が、面白いのではと思いました。帰る間際まで、ふたりで読む子は一緒に練習したり、ひとりで読む子は何度も繰り返し練習する姿がありました。恥ずかしいのかちょっとふざけ気味で叫ぶように読む子もいますが、いざ本番になったらどうなるか…子どもたちが自由に取り組んで録音ができればいいなと思います。

8月25日はてらこやの日でした。夏休みももうすぐ終わり。来週からは新学期です。社協さんの広報誌でてらこやの紹介をしていただけるそうです。来週、酒井さんがインタビューを受けます。

小学生は夏休みの宿題の漢字練習と確認のテストをやっていました。社協さんから赤い羽根共同募金の呼びかけの録音を依頼されました。コロナ渦にあって大きな声を出せないため、録音した音声を使っているんだそうです。小学生は協力してくれそうな感じでした。

中学生は夏休みの宿題をやったり、色認識のクイズ?などをやったりしていました。中学生は赤い羽根共同募金の録音に参加してくれるでしょうか?微妙な年ごろかな?

「目的と手段」                       一生懸命漢字の暗記をしている子がいました。ひたすら書いていました。一つの漢字を10回とか。この方法で覚えられる子ばかりではないのに、多くの先生は何回づつ書くという宿題を出します。なので子ども達は書いて覚える一択で勉強しがちです。本当はもっと違うやり方があるのにです。もっと自分のやり方を工夫するといいですよね。何回書くは手段であって目的ではないのに、いつの間にか目的になり最悪なのは作業になってしまい思考停止なっていること。漢字は字を読むときに必要であり文章を書くとき、人に伝える時、自分を表現するときといろいろな場面で必要です。必要な時に使う為に覚えるわけであって、何回かくか、何個覚えたかではないですよね。自分の勉強の仕方、工夫できるといいなと思います。思いつかなかったら、誰かに相談してもいいですよね。

8月18日はてらこやの日でした。先週は祝日でお休みだったので、2週間ぶりの開催です。お盆も過ぎ、夏休みもあと残すところ10日程度となりました。みんな、宿題の残りが気になってくるころでしょうか?今てらこやの案内チラシを準備中ですが、その関係でスクールソーシャルワーカーさんが興味を持たれて見学にいらっしゃいました。

小学生は漢字の書き取りをやりました。スタッフが問題を出して、みんなが答えを書きます。自信がない漢字は自分の考えを確認したり、ヒントを求めたり。小学生が知っていそうな知識の範囲で、答えそのものじゃないけど、答えを導き出せそうなヒントを出すのはなかなか難しいです。

中学生からはここ2週間の間に行った旅行の話や部活の話を聞いたりしました。他にはゲームをしたり、夏休みの宿題?をやったりして過ごしました。

やっとチラシが出来ました。社協さんがスクールソーシャルワーカー(SSW)さんに配布して下さると、早速見学に来て下さいました。今まで「てらこや」に来ていた子どもたちの様子や、学習のサポートだけでなく、安心して居られる場所でありたいというお話しをさせて頂きました。子どもたちがいつでも自由に立ち寄れるような居場所がいくつも増え、SSWさんやスクールカウンセラー(SC)さん、民生さんや行政、学校、地域、保護者といろいろな立場の大人たちが繋がれば、子どもたちを真ん中に大人たちが360度子どもの育ちを見守れる社会になると思います。今後、小中学校、SCさん、民生さんにもこのチラシを配らせていただく予定です。つながっていくということは、子どもたちの見守りだけでなく、大人たちや若者たちにも安心して暮らせる社会になっていくと思います。

8月4日はてらこやの日でした。午前中にある団体の市民講座で高橋さんがてらこやの活動を事例報告するというので聞きに行ってきました。気負うことなく、それでいて芯が通っているてらこやの流儀が改めていいなぁと思いました。

このところ連日35度を超える暑さが続いていましたが、久しぶりに涼しい日でした。ところが先週から故障していた施設の空調がまだ直っておらず、涼しいけど暑いてらこやでした。

小学生の出席者は珍しく1人だけだったので、みんなで色々な話をしました。鶴亀算、植木算、時計算など、ちょっと変わった考え方の計算方法について考えてみたり。

中学生は社会や英語の夏休みの宿題をやったりしました。宿題で数独の問題があって、そのうちの1問が難しくて解けないというので、数独好きの私はついむきになって挑戦しました。スタッフのお兄さんが北海道に行った話や、中学生の子が旅行にいった話を聞きました。

「てらこや」は主に算数・数学を学習支援するので、苦手な子にとっては楽しい気持ちではない時間が多くなりがちになります。一生懸命な子もいますが、苦手が原因でやる気がない態度や不真面目な様子が多くなったり、中にはふてくされたりする子もいます。

「てらこや」では今、目の前で見せている子どもの姿が全てだと思わないように心がけています。勉強だけでなく雑談をする中で、その子が生き生きとする場面を見つけたり、お家や学校の様子などを保護者の方から伺ったりします。

今までいろいろな子がいました。「てらこや」ではやる気が無くても武道をしている時は生き生きとしていたり、数学が大嫌いでふてくされてばっかりの子が学校ではお手伝いを積極的にしていたり。逆にとっても元気な子が、学校ではおとなしい子だったり、とっても真面目な子が学校では問題児扱いだったり。

「てらこや」では、どの子にとってもありのままの自分が出せる場所を目指しています。ありのままで居られるには評価されない、比較されない環境、失敗しても出来なくて大丈夫な環境が必要です。年齢も性別も障害があってもなくてもみんな一緒の環境、「ごちゃまぜ」であることがそんな環境を作り出すと考えています。

7月28日はてらこやの日でした。そして、今度こそ花火。

小学生はいつも通り5時半にやってきました。花火の前は勉強しないことに決めていたようで、絵しりとり(?)をやっていました。なんだか整然と並んできれいだったので、写真に撮ってみました。一部の子は夏休みの宿題を少し進めていました。せっかくの勉強する機会なので、できるときに宿題をやってしまうのはいい考えだと思います。

小学生はみんなで一緒に移動して、中学生は花火の会場に直接集まることになっています。先週これなかった子は一週間ずれたおかげで出席できるようになりましたが、一方で具合が悪くなってこれなくなってしまった子がいました。参加できなかった子は本当に残念ですが、これからもイベントを考えたいと思いますので次回は参加できるとよいですね。人生の中で思い通りにならないことは度々起こるので、そのことはちゃんと悲しんで、そして気を取り直して新しい日々に向かって行ってもらいたいです。

さて、花火の方は一人一袋の手持ち花火と数個の噴出系花火で意外とボリュームがありました。打ち上げ花火とは気づかずに買ってしまったのが10個くらいあって、試しにひとつやってみましたが、公園の木に火の粉がかかりそうで、心配なのでそれ以上はやめました。みんな楽しめたかな?

今回はてらこやメンバーの兄弟、保護者の方も招待して一緒に花火を楽しみました。花火をしながら、てらこやでの様子をお母さんにお伝えしたり、お母さん同士お話しをしたりすることができてとても良い時間を過ごすことができました。「てらこや」は学習支援として活動を始めましたが、子どもたちのサードスペース(第三の居場所)でありたいなと思っています。そして子どもたちだけでなく、「てらこや」の活動で縁する方々にとってのサードスペースにもなれたら嬉しいです。こんな小さな居場所がいろんな所に出来て自由に緩く繋がれる社会を思い描きながら日々活動しています。

7月21日はてらこやの日でした。今日から夏休みが始まりました。そして、花火の日。のはずでしたが、5時過ぎに雨が降り始め、花火の予定時刻の天気が不明だったため、1週間延期になりました。

小学生は花火をする気満々で、時間まで勉強しないで遊ぶ予定でした。なので、カードゲームをしたり、オセロをしたり、思い思いに過ごしました。一部の子は算数の勉強を、夏休みまでの勉強の復習をしました。

中学生にはスタッフから花火延期の連絡をして通常通りということをお知らせしました。久しぶりに来てくれた子やお休みの子がいました。来週ことはみんなで花火ができるといいね。一人の子とは志望校のことについて話を聞きましたが、まだどうしたらよいか決めかねているようでした。たくさん悩んで、自分がどうしたいのか、よく考えて決めてくれたらいいなぁ。

雨予報だったので延期にしたのに…結局降りませんでした。でも、お休みの子がいたので反って良かったです。

「知ること」                        中学生がそろそろ進路先を決めていく時期になってきました。最近はいろいろな種類の高校が増えてきているので、県立の普通高校だけに拘らず、どんな高校や進路先があるのかよく調べて欲しいと思います。特に、やりたいこと学びたいことが決まってない、わからない場合は知ることによって新しい気づきや興味がわくかもしれません。また、学習スタイル通学スタイルも多様になってきています。従来の毎日学校に行って集団で一斉授業をする高校以外にもいろいろな種類の高校があるので、選ぶ基準の要素に入れて考えてほしいです。考えるにはまずは知ることから。知らなければ考えようがありません。説明会に参加したり資料を請求するなど、これから一緒に”知ること”をしていきたいと思います。