5月29日はてらこやの日でした。旭区で子どもの居場所を作ろうとしている方が見学に来られました。子どもたちが安心していられる場所が増えていくことはとても嬉しいことです。
この日は子どもたちがたくさん来てくれました。見学の方もいらっしゃって先週とは打って変わって賑やかなてらこやでした。小学生の子は二けたの引き算に挑戦しました。中学生の子たちは早い子は中間テストの真っ最中で、他の子たちも6月に入ったら順次中間テストです。そういうわけで過去問をやったり、復習をしたりとテストの準備に一生懸命です・・・のはずだったんですが・・。ずっと集中して勉強するのはやはり無理みたいで、男の子は途中から体育館でバスケットボールになってしまいました。
いつもの高校生の二人も来てくれました。席がいっぱいだったのでしばらくどこかに行っていましたが、中学生たちが帰った後は戻ってきて英語の勉強をしていました。

旭区の現役の子育て中のママさんたちが、自分の子どもも含めた学習支援を始めようとしています。まだ場所や資金の目処は立っていませんが、まずは既存の活動を見学して回っているそうです。子ども達の様子を見ていただきながら、これまで「てらこや」が試行錯誤しながら取り組んできたことについて、少しお話をさせていただきました。
「てらこや」は、「算数や数学ができないくらいで子どもたちが自信をなくしてしまうのはもったいない。」という思いから、三保小学校での補習塾としてスタートしました。
子どもたちと向き合っていく中で、経済格差や教育格差の問題など貧困問題に目を向けるようになり、さらに「困っている子だけを集めるのは、かえってよくないのではないか」という気づきもあり、現在の「すべての子どもたちを対象にする」という形に、少しずつ考え方が変化していきました。
今では、「どんな子どもも、いろいろな人と関われる “ごちゃまぜ” な環境を大切にしたい」と考えています。その “ごちゃまぜ” の中に、困っている子や、社会・環境の影響で「困らされている子」が自然に混ざっていくことこそが、その子にとっての安心につながると信じて、活動をしています。
私たちのような小さな活動が、地域の中に散りばめられる様に増えていって欲しいです。旭区のママさんたち、頑張って欲しいです。応援しています。