8月18日はてらこやの日でした。先週は祝日でお休みだったので、2週間ぶりの開催です。お盆も過ぎ、夏休みもあと残すところ10日程度となりました。みんな、宿題の残りが気になってくるころでしょうか?今てらこやの案内チラシを準備中ですが、その関係でスクールソーシャルワーカーさんが興味を持たれて見学にいらっしゃいました。

小学生は漢字の書き取りをやりました。スタッフが問題を出して、みんなが答えを書きます。自信がない漢字は自分の考えを確認したり、ヒントを求めたり。小学生が知っていそうな知識の範囲で、答えそのものじゃないけど、答えを導き出せそうなヒントを出すのはなかなか難しいです。

中学生からはここ2週間の間に行った旅行の話や部活の話を聞いたりしました。他にはゲームをしたり、夏休みの宿題?をやったりして過ごしました。

やっとチラシが出来ました。社協さんがスクールソーシャルワーカー(SSW)さんに配布して下さると、早速見学に来て下さいました。今まで「てらこや」に来ていた子どもたちの様子や、学習のサポートだけでなく、安心して居られる場所でありたいというお話しをさせて頂きました。子どもたちがいつでも自由に立ち寄れるような居場所がいくつも増え、SSWさんやスクールカウンセラー(SC)さん、民生さんや行政、学校、地域、保護者といろいろな立場の大人たちが繋がれば、子どもたちを真ん中に大人たちが360度子どもの育ちを見守れる社会になると思います。今後、小中学校、SCさん、民生さんにもこのチラシを配らせていただく予定です。つながっていくということは、子どもたちの見守りだけでなく、大人たちや若者たちにも安心して暮らせる社会になっていくと思います。

8月4日はてらこやの日でした。午前中にある団体の市民講座で高橋さんがてらこやの活動を事例報告するというので聞きに行ってきました。気負うことなく、それでいて芯が通っているてらこやの流儀が改めていいなぁと思いました。

このところ連日35度を超える暑さが続いていましたが、久しぶりに涼しい日でした。ところが先週から故障していた施設の空調がまだ直っておらず、涼しいけど暑いてらこやでした。

小学生の出席者は珍しく1人だけだったので、みんなで色々な話をしました。鶴亀算、植木算、時計算など、ちょっと変わった考え方の計算方法について考えてみたり。

中学生は社会や英語の夏休みの宿題をやったりしました。宿題で数独の問題があって、そのうちの1問が難しくて解けないというので、数独好きの私はついむきになって挑戦しました。スタッフのお兄さんが北海道に行った話や、中学生の子が旅行にいった話を聞きました。

「てらこや」は主に算数・数学を学習支援するので、苦手な子にとっては楽しい気持ちではない時間が多くなりがちになります。一生懸命な子もいますが、苦手が原因でやる気がない態度や不真面目な様子が多くなったり、中にはふてくされたりする子もいます。

「てらこや」では今、目の前で見せている子どもの姿が全てだと思わないように心がけています。勉強だけでなく雑談をする中で、その子が生き生きとする場面を見つけたり、お家や学校の様子などを保護者の方から伺ったりします。

今までいろいろな子がいました。「てらこや」ではやる気が無くても武道をしている時は生き生きとしていたり、数学が大嫌いでふてくされてばっかりの子が学校ではお手伝いを積極的にしていたり。逆にとっても元気な子が、学校ではおとなしい子だったり、とっても真面目な子が学校では問題児扱いだったり。

「てらこや」では、どの子にとってもありのままの自分が出せる場所を目指しています。ありのままで居られるには評価されない、比較されない環境、失敗しても出来なくて大丈夫な環境が必要です。年齢も性別も障害があってもなくてもみんな一緒の環境、「ごちゃまぜ」であることがそんな環境を作り出すと考えています。

7月28日はてらこやの日でした。そして、今度こそ花火。

小学生はいつも通り5時半にやってきました。花火の前は勉強しないことに決めていたようで、絵しりとり(?)をやっていました。なんだか整然と並んできれいだったので、写真に撮ってみました。一部の子は夏休みの宿題を少し進めていました。せっかくの勉強する機会なので、できるときに宿題をやってしまうのはいい考えだと思います。

小学生はみんなで一緒に移動して、中学生は花火の会場に直接集まることになっています。先週これなかった子は一週間ずれたおかげで出席できるようになりましたが、一方で具合が悪くなってこれなくなってしまった子がいました。参加できなかった子は本当に残念ですが、これからもイベントを考えたいと思いますので次回は参加できるとよいですね。人生の中で思い通りにならないことは度々起こるので、そのことはちゃんと悲しんで、そして気を取り直して新しい日々に向かって行ってもらいたいです。

さて、花火の方は一人一袋の手持ち花火と数個の噴出系花火で意外とボリュームがありました。打ち上げ花火とは気づかずに買ってしまったのが10個くらいあって、試しにひとつやってみましたが、公園の木に火の粉がかかりそうで、心配なのでそれ以上はやめました。みんな楽しめたかな?

今回はてらこやメンバーの兄弟、保護者の方も招待して一緒に花火を楽しみました。花火をしながら、てらこやでの様子をお母さんにお伝えしたり、お母さん同士お話しをしたりすることができてとても良い時間を過ごすことができました。「てらこや」は学習支援として活動を始めましたが、子どもたちのサードスペース(第三の居場所)でありたいなと思っています。そして子どもたちだけでなく、「てらこや」の活動で縁する方々にとってのサードスペースにもなれたら嬉しいです。こんな小さな居場所がいろんな所に出来て自由に緩く繋がれる社会を思い描きながら日々活動しています。