4月21日はてらこやの日でした。新年度早々、小学6年生と中学3年生は全国学力・学習調査というのを受けたようですね。算数・数学は文章題が多く、出題者の意図を理解することが求められているように感じました。

小学生の部は問題集をやりました。まだ新年度が始まったばかりで学校の授業はそれほど進んでいませんが、みんな自分のペースで問題集を進めています。終わった子はクイズに挑戦していました。「4×4の点のうち、4つを頂点とする正方形はいくつあるか?」わかりますか?

中学生の部は授業の復習やカードゲームをやりました。歴史の復習をしている子がいましたが、スタッフ(少なくとも私)にとっては「そんなこと習ったかな?」という内容がたくさんありました。使わない知識は記憶に残らないものですね。男の子たちはアルゴというカードゲームをやっていましたが、最後にはアルゴでババ抜き?をやっているようでした。

てらこやで「パソコンを使った学習」をしたいと思っているのですが、どういう内容がよいか思案しています。学校の授業とは直接関係なくても、子供たち自らが「やりたい」と思うことをテーマにしたいと思うのですが、その「やりたい」が何なのか??「これか!?」と大人が思っても、子どもの反応は薄かったり・・・。味にうるさいグルメな客を迎えた食堂の店主のような心境です。

「違いを知る」
今の義務教育は何かを出来るようになるための学習が重視され、子どもたちは常に評価されています。本来は、いろいろな学びを通して自分は何が好きで何が嫌いで、何が得意で何が苦手なのかを知る9年間であってほしいです。誰にも評価されず安心安全な環境で、自分はどんな人間なのかを知り、そんな自分をありのまま受け止める練習をする9年間。そして自分を知るということは、相手との違いを知り、その違いを受け入れられるようになり、相手に優しく自分に強くなれると思うのです。

4月14日はてらこやの日でした。前は夏日だったのにこの日は寒いうえに霧雨の降る天気でした。

学校が始まって約1週間がたって、授業も徐々に始まってきました。小学生の部は新しい学年の問題集をやりました。運よく学校の教材と重複しなくてよかったです。授業はまだそんなに進んでないはずなのにどんどんページが進んでいきます。頼もしい。算数が終わった子はホワイトボードに英語単語を書いたり、おはじきをしたりして遊んでいました。

中学生の部は新しい教科書と問題集で勉強しました。時々絵を描いたりクイズを出しあったりして遊びました。スタッフのお姉さんがロボットを持ってきてくれたのですが、男の子たちの食いつきがいまいち。「かわいい」より「かっこいい」なのか?それとも別のポイント?

「アウトプット」
学習指導要領が改訂され「主体的・対話的で深い学び」という観点が盛り込まれました。それに伴い評価基準も変わりました。学校は「何を学ぶか」だけでなく「どのように学ぶか」を重視して授業を改善していくのですが、日本の学校での学習はまだまだ「インプット(教える)」ばかりでほとんど「アウトプット(表現)」の場面がないように思います。ホワイトボードいっぱいに書かれた単語。ノートに黙々と書いて覚えるよりも、誰かにアウトプットしながら書くとより記憶に残ります。次はこれらの単語を使って文章を作れたら、いいなぁと思いました。

ロボット…
大人たちはめちゃくちゃワクワクしたのに…
パソコンでプログラム作成して…
ロボットがプログラム通りに動くか動かないか…
なんて妄想が膨らんだのは大人だけでした (笑)

4月7日はてらこやの日でした。今日から学校も始まりました。

社協さんがお菓子の差し入れを持ってきてくれたので、みんなで分けました。小学生はお菓子のキャラクターなどをホワイトボードに描いていました。まだ新学年の授業は始まっていないので、前の学年の復習問題をやりました。

中学生の部も授業は始まっていないので、新しいクラスの話やロボットの話など雑談をしたり、先週の語彙の教材をやっている子がいたり。子供たちの興味のあることをきっかけに、そのことをもっと知りたい・調べてみたいという気持ちにつながるといいな、と思うのですが、その最初の一歩をどうしたらよいのか・・・スタッフも色々悩みます。

「ワクワクする事」                     新年度が始まりました。メンバーは変わらずです。今年度も安心安全の場所でありたいと思います。プラス、何かワクワクする事があるといいなと思っています。誰かに与えられるのではなく、「何かないかなぁ」から始まるワクワク。まずは、大人がワクワクしてみようかな・・・スタッフの1人が組み立て式のロボットを持っているということなので、来週持ってきてもらうことにしました。反応はいかに。子どもたちの様子でその先を決めたいと思います。決まらないかもしれませんが・・・まずは、大人がワクワク探しをしてみようと思います。

3月31日は今年度最後のてらこやの日でした。今年度もコロナでつらいこともあったけど、いいこともきっとあったよね。

小学生の部はやり残した問題集を解きました。途中、抜けてるところもあったけど、最終ページまでたどり着いた(ようでしたよ)。今年小学校を卒業した子にみんなで書いた寄せ書きを渡しました。中学生の部で参加してくれそうでとてもうれしいです。

中学生の部は先週に続いて新しい語彙を覚える教材に取り組みました。他にも、女子は箱ひげ図について勉強したり、男子はホワイトボードを使って理科や社会の勉強をしていました。新年度になるとクラス替えがあって仲のよい友達と同じクラスになれるか心配だけど、新しい友達もできるかもしれないね。

「自分を知る」                         自分のことは意外とわからないものです。人は、人ととの関わりの中で自分の性格を知ったり、何かに挑戦したときに得意なこと不得意なことに気が付いたり、好きなこと嫌いなことに気が付いたりするものだと思います。夢に向かったり、目標を立てたりして何かを出来るようになることは嬉しいことであり充実していることではありますが、今の子供たちが置かれている環境は、出来るようになることばかりを求められ過ぎているように思います。大切なのは、挑戦していく経験や学びの中で自分という人間はどういう人間なのかを知ること。試行錯誤しながら、ありのままの自分を知る。そして、いろんな人がいることを知り、人はみんな違うことを知る。そうすると自分はこのままでいいんだと思えて自信につながるのだと思います。出来ることを増やす、出来るようになった経験だけでは自信はつかないと思うのです。「てらこや」はここでの経験や出会いが少しでも「自分を知る」ことに繋がれば良いなと思っています。