5月30日はてらこやの日でした。この日の会場は久しぶりに「多目の2」でした。
この日も全小学・中学生が出席してくれました。加えててらこやOGの高校生が来てくれました。中学生相手にテンポのいい受け答えで会話を盛り上げていき、小学生の勉強も見てくれるとてもよい先生でした。小学1年生の子と一緒に高校生のお姉さんが帰ったあと、高橋さんが登場、中断していたおやつの話について話し合いをすることになりました。
意見はなかなかまとまりません。話し合いをすること自体を拒絶する子や話し合ったところでどうせ認めてくれないだろうという気持ちの子がいるように感じられました。意見がまとまらない時、性急に結論を出したくはありません。一方で子どもたちが「話し合い」そのものに意義を感じていないという印象を受けます。妥協案のような形のルールとしてどうしても食べたい時は「居室でないところで食べる」ということになりました。


話し合いの結論はまだ出ていないのですが、そもそも大人も子どもも、話し合い(対話)に慣れてないなぁと自分も含め実感しました。大人は、当たり前のように子どもに指示を出し、子供は当たり前のように指示を受ける。学校や家庭の中に、そんな関係が多くあります。大人であろうと子どもであろうと対等であり、意見を出しあってお互いの落としどころを見つける、対話の経験が大人も含め少ないのだと思います。多数決と言う案も出ましたが、多数決は少数派を切り捨てる方法です。お試し案を出してやってみたり、ルールを決めて、やりながらどんどん変えていけばいいと思います。話し合いをすること自体を拒絶する子や話し合ったところでどうせ認めてくれないだろうという気持ちの子たちが、少しでも自分事として考えることの大切さを経験し、それがお互いに認め合うことだと感じられたらいいなと思います。対話が大切だとわかりつつ難しいなと思いました。