6月6日はてらこやの日でした。この日は子ども食堂の日でもありました。前回の子ども食堂がつい最近だったような気がしましたが、5月の連休で変則的だったのかも。

小中学生のうち何人かは子ども食堂にいってから来たようです。スタッフはおやつ問題は当面の方針は決まったと考えていましたが、外で食べるのというルールはご飯だけで、おやつについてはまだ決着がついてない、というのが子どもたちの認識のようです。ですが、スタッフがそろわなかったため、この日の話し合いはありませんでした。

中学生は既に中間テストが始まった学校と2週間くらい先の学校があるようです。中間の数学のテストが既に終わってしまった子は問題を回収されたたり持ってくるのを忘れたりで、テストの復習はできませんでした。今度確認しようね。

いつもの高校生2人はお休みでしたが、別の卒業生のお母さんが顔を見せてくれました。

「てらこや」では以前「こどもごはん」を月1回開催していました。食事を提供する「子ども食堂」とは違い、おうちの人がいなくても、家にあるお野菜やお肉を”火と包丁を使わず食べれるようになろう”というのが、主な趣旨です。食べることを通じて、地域の居場所になれればとも思って活動していました。残念ながらコロナで活動休止せざるを得なくなり、今に至るのですが…最近、ある高校生がネットでこの活動を知り(活動はお休みしているのに、恐るべし情報社会と高校生の検索力!!)会いたいと連絡をしてきてくれました。話は進み活動を再開することになりました。というわけで、「こどもごはん」9月から(予定)復活します!

5月30日はてらこやの日でした。この日の会場は久しぶりに「多目の2」でした。

この日も全小学・中学生が出席してくれました。加えててらこやOGの高校生が来てくれました。中学生相手にテンポのいい受け答えで会話を盛り上げていき、小学生の勉強も見てくれるとてもよい先生でした。小学1年生の子と一緒に高校生のお姉さんが帰ったあと、高橋さんが登場、中断していたおやつの話について話し合いをすることになりました。

意見はなかなかまとまりません。話し合いをすること自体を拒絶する子や話し合ったところでどうせ認めてくれないだろうという気持ちの子がいるように感じられました。意見がまとまらない時、性急に結論を出したくはありません。一方で子どもたちが「話し合い」そのものに意義を感じていないという印象を受けます。妥協案のような形のルールとしてどうしても食べたい時は「居室でないところで食べる」ということになりました。

話し合いの結論はまだ出ていないのですが、そもそも大人も子どもも、話し合い(対話)に慣れてないなぁと自分も含め実感しました。大人は、当たり前のように子どもに指示を出し、子供は当たり前のように指示を受ける。学校や家庭の中に、そんな関係が多くあります。大人であろうと子どもであろうと対等であり、意見を出しあってお互いの落としどころを見つける、対話の経験が大人も含め少ないのだと思います。多数決と言う案も出ましたが、多数決は少数派を切り捨てる方法です。お試し案を出してやってみたり、ルールを決めて、やりながらどんどん変えていけばいいと思います。話し合いをすること自体を拒絶する子や話し合ったところでどうせ認めてくれないだろうという気持ちの子たちが、少しでも自分事として考えることの大切さを経験し、それがお互いに認め合うことだと感じられたらいいなと思います。対話が大切だとわかりつつ難しいなと思いました。

5月23日はてらこやの日でした。私は仕事の都合で遅刻して到着したため、小学1年生は帰った後でしたが、この日は全員出席でした。

先週は施設としては飲食を禁止していない、ということが分かっただけで、おやつ問題はまだ決着していません。おなかがすく場合はてらこやが始まる前までに各自で食べてくる、おやつを食べる時間を決める、お菓子を持ってくる場合はみんなで分けることにする等々、色々な観点の色々な意見が出てきましたが、スタッフがそろっていなかったため、改めて話し合うことになりました。小中学生は最近はやりの人狼で遊びました。

高校生はいつもの2人が来てくれて、学校の教材に取り組んでいました。中1の子がひとり他の子が帰った後も残って、遅れてきた中3の子と勉強していました。団交Ⅰ、広くてプリンターもあってなかなかいいです。

飲食のルールを作る為に、みんなの意見を聞いて決めようと思っていたのですが…その前に、お菓子を食べること、食べながらやることで誰か困る人、過ごしにくくなる人がいるのか、何か不都合なことがあるのかを考えてからなのかなと思いました。そもそも、みんなは何をしに”てらこや”に来ているのか。勉強?遊び?なんとなく?親に言われて?。スタッフ側も”てらこや”をどんな場所にしたいのか、全く一緒ではありません。人が集まれば何らかのルールは必要です。みんなと楽しく居心地の良い”てらこや”ルールを決めていきたいです。一度決めたルールも、その都度見直すのも忘れずに。

5月16日はてらこやの日でした。今週もいつもと違う部屋になりました。ドアがなく、廊下を通る人がいれば直接見える環境で、最初は気になっていたようですが、時間とともに慣れたようでした。

先週の続きですが、室内での飲食は禁止されていないということがわかりました。小中学生は問題集をやりました。持ってきていない子の分はインターネットから適当な問題を探してダウンロード・印刷して使いました。団交Ⅰではプリンターがあり、パソコンと接続できたのでちょうどよかったです。勉強が終わってからは「人狼」をやって遊んでいました。

高校生は最初1人で学校の問題集に取り組んでいました。途中からもう一人、久しぶりの登場です。その日は試験日で早く終わったため遊びに来てくれました。翌日は英語のテストだそうですが、「あきらめた」と言って勉強はせず、色々と話をしてくれました。

子どもたちも声の大きさに気を付けてはいるものの、盛り上がるとどうしても声が大きくなってしまいます。とりあえず、物理的対策として隣りに迷惑にならない場所の部屋へ移動しました。さらに、この部屋は、コピー機やロッカーがあり、地区センターを利用している方の出入りがあります。他者の目が少しは抑止力になるかな?慣れれば関係ないかな?と少し期待しつつ、引き続きお腹が空く問題も含め、過ごし方の話し合いを続けていきたいと思っています。

5月9日はてらこやの日でした。この日は「団体交流室III」という定員8名の狭い部屋でした。

小中学生はいつものように問題集で勉強しました。最近、みんなが盛り上がって話をする時に別室での活動に迷惑をかけている?とか、おやつを食べる時の作法に若干問題があると感じるようになったので、てらこやでの過ごし方についてみんなで話し合いをしました。最初、「静かにしろ」、「お菓子を食べるな」と言われていると誤解しているような反応もありましたが、問題点と「みんながどうしたいのかを考えるんだよ」と言うと、それぞれ意見を言ってくれてすばらしい解決案にたどり着いたように思います。

よい話し合いができたなぁと満足していたら、なぜか将来何になりたいか、どんな勉強をしたいかという話題になりました。こどもたちも前向きな結論がでて、将来の希望に思いをはせる気持ちになったのかな、と勝手な解釈かもしれませんが、うれしい気持ちになりました。

高校生はいつもの2人が来てくれました。学校の問題集をやっていました。教科書がまだ届いていない話や担当の先生が軒並み変わった話などをしてくれました。その横で小中学生はトランプをして仲良く遊んでいました。大声をださないように、わざとヒソヒソ話をしながら。

スタッフが”話し合いをしましょう”と持ち掛けた時に、一部の子どもから「静かにすればいいんでしょ」「食べなければいいんでしょ」という言葉が出てきました。社会(学校)は、当たり前のように決められたルールを守り従っていく、特に個人よりも全体が優先され、周りに合わせることが正義のような傾向にあります。だから、”言われた通りにすればいいんでしょ”みたいな言葉が出てくるのではとお思いました。子どもたちには、人ひとりの声や意見を、よく聞いてもらえる言える環境、物事を自分たちで解決していく機会がとても少ないと思います。今回の反応は、子どもたちに主体性がないのではなく、大人たちがそうさせてしまってきているからだと思います。”てらこや”では、子どもも大人も関係なく自分事として考え、自己決定していくことがとても大切なことだと、今回のような体験を通して伝えていきます。

5月2日はてらこやの日でした。GWの真っただ中、のはずですがなぜか私はこの日も仕事に行き、てらこやには遅刻しました。GW前半、みんなはどこかに遊びに行ったかな?

遅刻して7時近くになっていたので、小・中学生は勉強を終えてゲームをしていました。「人狼」というのだそうですが、ルールがよくわからず、外から見ていましたがやっぱりよくわかりませんでした。途中からトランプでババ抜きを始めたので一緒に混ざって遊びました。この日は小学生が一人お試しで参加してくれました。てらこやを気に入ってこれからも来てくれると嬉しいです。

高校生は一人参加してくれました。学校の数学の問題集をやりながら、時々学校のことや友達と遊んだことなど話してくれました。

大人でも子供でも、人間関係が出来上がっている場所に入っていくことはドキドキします。今日来てくれたお友達も、ドキドキだったと思います。私は転校で小学校3校中学校を2校通いました。転校生ということで、ちやほやされたりいじめられたり両方経験しました。当然いじめられるのはあってはならないことですが、ちやほやされるのも良いことばかりではなく、馴染むまでは精神的に大変だったことを覚えています。”てらこや”もメンバーが増えます。一つのコミュニティなのでみんなで一人を迎えることになるのですが、いつも関わり方がいいなぁと思います。少人数だから?異学年のあつまりだからいいのか、とってもフラットな感じで、いい感じの距離感で、なんとなく時間と場所を共有しています。仲が良いのか悪いのかよくわからない時もありますが💦💦、最近入ってきた1年生の女の子、今回は6年生の男の子、新しいメンバーが増えてどんな”てらこや”になっていくのか楽しみです。

4月25日はてらこやの日でした。先週、プリンターの調子が悪かったのですが、今週はインクを入れ替えて印刷できるようになりました。

小学生は新しく入った1年生と6年生の2人です。中学生は1年生5人と3年生1人です。小学生が2人というは少し寂しいですが、今年度はこんな体制でスタートです。この日は全員出席でした。中学生のお姉さんたちは絵本を読んだり勉強を見たりと小学1年生の子のめんどうをよく見てくれます。その様子を見ていると心が温かくなります。中学生は学校によっては「問題集を自宅に持って帰ってはいけない」というルールがあるらしく、別の学校の子の問題集をコピーさせてもらって勉強しました。

高校生の2人はいつものように学校の問題集に取り組みました。その横で、勉強を終えた中学生はトランプで遊んでいました。前のように「小学生の時間」と「中学生の時間」が分かれていないため、これからは高校生と中学生と小学生が一緒にいるという状況がおこるかもしれません。

てらこやを終えて帰る道すがら、今年てらこやを卒業した高校生とたまたま出会いました。話を聞くと学校や日々の生活が充実しているようでとてもうれしかったです。暇があれば、てらこやにもまた遊びにきてね。

三保小学校で土曜塾を始めたのが2008年。地域のボランティア活動に移行して名前を”てらこや”にしてから、今年度で10年目になりました。これまで、いろいろな出会いがあり、様々な子どもたちが来てくれています。毎週大勢の子どもたちが集まる年もあれば、小学生一人だけでその子がお休みをすると誰も来ない日もあるような年もありました。スタッフも2人で続けていましたが、3,4年前ぐらいから高校生から大人まで多世代の方々が関わって下さるようになりました。”てらこや”事態の規模は変わりませんが、”不登校・行き渋りの会”も始め、多団体とのつながりも増えて活動範囲も広がりました。淡々と続けてきましたが、関わって下さる方々のおかげでここまで来ることができました。本当に有り難いことです。これからも、子どもから大人まで、関わったすべての人が出会えて良かったと思える”てらこや”を毎週木曜日、いつものように時間と場所を作っていきたいと思います。

4月11日はてらこやの日でした。いよいよ新学期が始まりました。進級してクラス替えがあったり、進学したり、それぞれ大小の変化があったと思います。みんな、マイペースで行こう。

小学生は4人卒業したので1人になってしまいましたが、その子が寂しくないように、当面、中学生になった子たちが今までと同じ時間帯に来てくれることになりました。それと、小学1年生の子が見学に来てくれて、もしかするとメンバーが増えるかもしれません。新学期が始まったばかりで、まだ勉強に集中できる雰囲気でもなく、みんなで話をしたり、遊んだりという感じで過ごしました。中3に進級した子も途中から合流して、入学式で部活の成果を披露した話や部活のパートリーダーになったことなど話してくれました。

いつもの高校生は、ひとり風邪をひいてお休みでしたが、他の卒業生のお母さんが遊びに来てくれたので、一緒に話をしていました。高校生も新学期が始まったようで、ますます忙しくなりそうですね。

小さなお友達が増えました。違う年齢層の子が加わったおかげで、いつものメンバーの違う顔を見ることができました。緊張している1年生もスタッフが関わるより、年の近いお姉ちゃんたちに教えてもらってリラックスできているようでした。これが”ごちゃまぜ”の良いところです。5月には中学3年生が1人見学に来る予定です。今年度はどんな”てらこや”になるのか楽しみです。

4月18日はてらこやの日でした。てらこやに参加希望の中学生と、ボランティア希望のお兄さんと、見学に来てくださった酒井さんのお友達?と、とても賑やかなてらこやになりました。

小学生は・・・と以前のように書けなくなっています。小学生が4人卒業してその時間帯が寂しくなるので、以前のように時間帯で小学生、中学生と別れていないためです。卒業して中学生として引き続きてらこやに来ている子たちは、以前と同じ5時30分に来て8時頃に帰っていきます。一緒に来ている小学生の子は同じ行動パターンをとっていますが、この子にとっては少し長すぎるようです。うーん、新学期が始まったばかりで学校の授業も本格的にスタートしておらず、なんとなく落ち着かない感じです。

ボランティア希望のお兄さんの目にはどう映ったでしょうか?学習支援を標榜してはいるものの、いわゆる「塾」とは明らかに違う形態に戸惑ったでしょうか?でもこれが本当の子どもの世界の縮図で、インクルーシブなのかも。

極力禁止事項は作らず、決まりや、やらなくてはいけないことも強制せずに、子どもの今を見てやってきたつもりのですが、この日は久しぶりにブレブレになりました。新中1が早い時間から来ていたのですが、中学生だから遅くまでいたいと8時過ぎまでいました。それは良いのですが、過ごし方がYouTubeをお友達と見たい。その子は家に帰るとYouTubeが見られないので、その子にとってはいいのかなぁとか、勉強はしたし居場所的にはありかなとか…モヤモヤしているうちに、みんなでトランプが始まり盛り上がっていました。トランプをしている姿は安心して見ていられる自分がいました。トランプなら許せるのか、YouTubeだからダメなのかモヤモヤしました。これからも禁止事項は作りたくないので、今後の過ごし方はしばらく様子を見ながら考えていきたいと思います。本格的に中学校生活が始まったら自然と形が定まっていきそうな気がします。やはりいつも通りに、子どもの見ている方向、行こうとしている方向に進んでいきたいと思いました。

4月4日はてらこやの日でした。今年は4人が小学校を卒業したので、卒業遠足として相模川ふれあい科学館へ遠足に行きました。参加者は小学生4人と高校生3人とスタッフ3人でした。卒業生の一人は風邪をひいて残念ながら参加できませんでした。

いつものてらこやの時以上にみんな生き生きとしている感じがします。それに、普段は軽口をたたいたりするのですが、この日は仲良く一緒に遊び、科学館の見学でも小学生4人で管内を回っていました。

見学が終わってから相模川沿いの桜並木まで行き、広場のようなところがあったのでそこでお弁当を食べました。お弁当を食べ終わった後は広場周辺で思い思いに時間を過ごしました。写真を撮ったり、木に登ったり、広場を整地するための(?)ローラーを引っ張ってみたり。放っておいても子どもたちは自由な発想で遊びを考えでしますね。毎週1時間半の時間を一緒に過ごすだけですが、一緒に勉強したり遊んだりして仲良くなって。何か不思議な縁ですが、中学生になってもこの縁が続いてほしいと思います。

「てらこや」初、屋外イベント無事終了しました。当初は、金沢区にできた大型屋外施設のインクルーシヴ公園を提案していましたが、子ども達からのリクエストで水族館になりました。普段からわりと淡々としていてあまり積極的な熱量を感じない子ども達ですが、この日は表情を見ていると楽しみにしていたようで、私たちも嬉しかったです。子ども達希望の水族館にしてよかったです。今回提案したインクルーシヴ公園は、「多様性」ついて知るきっかけになったらいいなぁと密かに思っていたのですが、「てらこや」はすでに”ごちゃまぜ”です。今回のメンバーも、いつも違う時間帯に来ている高校生と小学生の合同で、今まで一緒になることがなっかたメンバーでしたが、全く違和感なく一緒に楽しんでいていいなぁと思いました。大人は子ども達のために良かれと思って、為になることや学びにつながることをしてあげたくなりますが、やっぱり子ども達の”やりたい”や”好き”から始めることが大切だなと思いました。