10月9日はてらこやの日でした。この日は子ども食堂の日でした。メニューはハンバーグ、いい匂いがしていました。先週に次づいて居場所作りの打合せをしました。

小学生の子は社会の問題集をやっていました。この日はおばあちゃんとやってきました。てらこやに学校の問題集を忘れた子がいてどこかにまぎれていないか探しましたが見つかりません。なくなってしまったものは仕方がないので先生に頼んでもう一度コピーをもらったら?と言ったのですが、本人はそれはできないとのこと。理由はよくわかりませんでしたが、厳しく怒られるのかもしれません。もしやと思って社協さんに忘れ物がなかったか聞いたところ、なんと見つかりました!この件で思ったのは、学校はもっと寛容にならないか?ということと落とし物がよくでてきたなぁということでした。どちらも根っこにあるのは生真面目な日本的な気質なのかもしれません。

7時過ぎには最近恒例になった体育館にいって運動しました。バスケット組とバトミントン組に分かれてそれぞれ汗を流しました。勉強している時と違い、運動してるときはみんな生き生きしています。

人って、パズルのピースみたいだなと思います。出っ張ってるところも、凹んでるところもあって、みんな形がちがう。てらこやの子どもたちを見ていると、本当にそれぞれで、得意なことも違えば、元気な子もいればおとなしい子もいます。そんなみんながうまく組み合わさって、ゆるいけど心地いい集まりになっています。(私はそう思っています 笑)ときには合わない子同士もいるけれど、そこにまた別の子が入ることで、なんとなく丸くおさまることもあります。誰とでも仲良くしようとしなくてもいい。お互いにいい距離感でいられたらそれで十分。てらこやでは、そんな関係を感じてもらえたらうれしいです。

10月2日はてらこやの日でした。今、子どもに限らず大人も参加してトランプやボードゲームができる場所をつくれないかと考えています。同じようなことを考えている人がいるということでお話を伺いました。詳細は決まっていませんが、ご協力をいただきながらやっていけそうな感触でした。是非とも実現したいと思います。

この日もたくさんの子どもたちが出席してくれて、部屋はほぼ満席状態に。小学生の子は中学生の子に算数を教えてもらっていました。中学生はそれぞえ学校や塾の課題をやったり、動画を見て遊んだりしていましたが、7時頃には最近お気に入りの体育館に行くことになりました。男子はバトミントンを、女子は高校生と大学生のスタッフと卓球をやっていました。

体育館から戻ってくると高校生の子が来てくれていました。大学進学の準備と文化祭の準備とで忙しそうでした。色々心配なこともあるでしょうが、真剣に今を生きている感じがしてとても充実してるように見えました。

サードプレイスをつくる人、支援する人は、特別な存在ではないと思っています。「困っている人を助けてあげる」という上から目線の場所でもなく、いろんな人がフラットに出会い、過ごせる場所がいいなと思います。いろいろな意味で強い人も弱い人も、大人も子どもも、いろんな人がごちゃまぜに関わる姿こそが、自然だと思うのです。

この日、小学生に中学生が勉強を教えてくれました。元気いっぱいの男の子と、まだ「てらこや」に来たばかりで少し緊張している子の組み合わせ。そこには穏やかな空気が流れていました。二人だからこそ生まれる雰囲気。私では作れない空気感があって、とても嬉しくなりやっぱり「ごちゃまぜっていいな」と思いました。

9月25日はてらこやの日でした。最近はたくさんの子が来てくれていて、この日も満席でした。しばらく都合でこれなくなっていた子がまた来れるようになったと言ってきてくれました。

小学生の子は学校の宿題がない、というので問題集をやりました。あまりのある割り算に苦戦しているようで、根気が続きません。ブロックを使って説明してみたところなんとなくわかったような・・・中学生は思い思いに宿題をやったり、問題集をやったり、やらなかったり。音楽を聴いたり、動画を見たり・・・。

ひとしきり勉強した後は体育館で運動するのが最近の流行りです。この日はバトミントンが空いていなかったので男子はバスケをしました。女子もやってきてこちらは卓球を選択、1台を4人で使っていました。バスケには小学生の子と女子一人も参加して試合形式で遊びました。

ボランティアで来てくれていた高校生の男の子が、受験のためにお休みに入ると、入れ替わるようなタイミングで大学1年生の男の子が新しく来てくれることになりました。てらこやを始めて11年目。これまで本当にさまざまな人が関わってくれています。通り過ぎていく人もいれば、とどまってくれる人もいます。たった週に1回、3時間ですが、この時間と場所があることで、これからもきっといろいろな出会いが生まれていくのだと思います。

子どもの居場所「かけはし」のもじゃくんが、「子どもたちの土になりたい」と話していました。土までにはなれなくても、場をつくることは誰でもできます。それだけで新しい出会いが生まれて、いいなぁって思います。