6月12日はてらこやの日でした。子ども食堂も開催されていて、何人かはごはんを食べに行っていたようです。

中学生の中間テストは学校ごとに少しずつ時期がずれているので、既に終わって結果が戻ってきている子からこれからの子までさまざまです。はた目には試験が終わった子とこれからの子の区別はつきにくいかもしれません。試験前だからといって急いで対策しようという感じでもないようなので。これから試験の子はテキストの問題を、終わった子はそれぞれですが、塾の課題をやっている子もいました。

高校生はいつもの2人が来てくれました。学校の社会や数学の課題をやっていました。一人の子は近々大学の見学に行く予定があるそうです。そろそろ進路を決める時期に来ているようです。よく考えて悩んで進路を決めてほしいと思います。

高校生が進路を決める時期になってきました。まだ将来について具体的な希望や方向性が見つかっていないようで、迷いながら考えている様子です。今はいろいろなことが学べる大学があり、知らないだけでびっくりするような大学もあります。いわゆる基礎学問を学ぶ大学だけではなく、環境・エネルギー、デザイン・アート、地方創生・観光、プログラミング・AI・ゲームなど今までは、なっかた内容を扱っている大学や学部が増えています。さらに、受験方法も多様化しているので、ぜひ時間をかけてよく調べたり、実際に見学に行ったりして、自分の目で確かめながら選んでほしいと思います。

今回の選択が、将来に直接つながるものでなくても構わないと私は思っています。いろいろな経験をして、時には失敗したり、やり直したり、試行錯誤を重ねる中で、少しずつ自分の進む道を見つけていければ、それで十分だと思います。

6月5日はてらこやの日でした。一つの中学で催しがあったため、その学校の子たちが全員欠席、他の学校の子も数人欠席で少ない人数のてらこやでした。最近、子どもたちの出席数が多かったり、少なかったり、激しく変動している気がします。

小学生の子は問題集をやりました。定規で長さを測る問題に挑戦していました。中学生は中間テストが既に終了してテストが帰ってきている子もいますが、他の子たちも来週テストまたは再来週テストという感じです。テストが終わっていない子は一応テストの準備をしていましたが、なかなか集中できないようでした。夏休みの推し活の予定を話してくたり、学校の授業の真似?をしている子もいました。

よく、「勉強しなくなるから宿題を出してほしい」「テストがあった方が頑張れるから、あった方がいい」という声を聞きます。私自身も、かつてはそう思っていました。どちらかというと、私自身が“宿題やテストがあった方が頑張れるタイプの子ども”だったからだと思います。高校や大学に進学するのも当たり前だと居ました思っていました。今までいろいろな場で、たくさんの子どもたちを見てきましたが「本当にそうだろうか?」と思うようになりました。

宿題やテストがあっても勉強しない子はしないし、なくてもする子はする。

もちろん、「宿題だから」「テストがあるから」といった理由で勉強する子もいます。でも、どんな子でも、自分が「できるようになりたい」と思うこと、「興味がある」と感じること、「自分にとって必要な学び」だと感じたことには、自然と向き合い、学ぼうとします。実際に、そうやって学ぶ子を何人も見てきました。

免許や資格を取るとき、趣味や楽しみの中で必要になった知識は、大人だって自然に学びますよね。子どもたちも同じです。けれど、今の子どもたちにとっての「勉強」は、成績を取るためのものになってしまっていることが多いと感じます。評価できるもの、可視化できるものだけが「勉強したこと」として認められているのは、とても残念です。

5月29日はてらこやの日でした。旭区で子どもの居場所を作ろうとしている方が見学に来られました。子どもたちが安心していられる場所が増えていくことはとても嬉しいことです。

この日は子どもたちがたくさん来てくれました。見学の方もいらっしゃって先週とは打って変わって賑やかなてらこやでした。小学生の子は二けたの引き算に挑戦しました。中学生の子たちは早い子は中間テストの真っ最中で、他の子たちも6月に入ったら順次中間テストです。そういうわけで過去問をやったり、復習をしたりとテストの準備に一生懸命です・・・のはずだったんですが・・。ずっと集中して勉強するのはやはり無理みたいで、男の子は途中から体育館でバスケットボールになってしまいました。

いつもの高校生の二人も来てくれました。席がいっぱいだったのでしばらくどこかに行っていましたが、中学生たちが帰った後は戻ってきて英語の勉強をしていました。

旭区の現役の子育て中のママさんたちが、自分の子どもも含めた学習支援を始めようとしています。まだ場所や資金の目処は立っていませんが、まずは既存の活動を見学して回っているそうです。子ども達の様子を見ていただきながら、これまで「てらこや」が試行錯誤しながら取り組んできたことについて、少しお話をさせていただきました。

「てらこや」は、「算数や数学ができないくらいで子どもたちが自信をなくしてしまうのはもったいない。」という思いから、三保小学校での補習塾としてスタートしました。

子どもたちと向き合っていく中で、経済格差や教育格差の問題など貧困問題に目を向けるようになり、さらに「困っている子だけを集めるのは、かえってよくないのではないか」という気づきもあり、現在の「すべての子どもたちを対象にする」という形に、少しずつ考え方が変化していきました。

今では、「どんな子どもも、いろいろな人と関われる “ごちゃまぜ” な環境を大切にしたい」と考えています。その “ごちゃまぜ” の中に、困っている子や、社会・環境の影響で「困らされている子」が自然に混ざっていくことこそが、その子にとっての安心につながると信じて、活動をしています。

私たちのような小さな活動が、地域の中に散りばめられる様に増えていって欲しいです。旭区のママさんたち、頑張って欲しいです。応援しています。

5月22日はてらこやの日でした。この日はある中学校で何かイベントがあったらしく、そこの子たちが軒並みお休みでした。小学生の子も妹が風邪をひいたのでお休みでした。静かなてらこやでした。

中学生はもうすぐ中間テストです。学校によって時期が少し違って、早い子は今月末にも、他の子も来月の中頃にはテストだそうです。というわけで、この日はテストの準備です。苦手な問題をやったり、過去問を解いたり、塾の課題をやったりそれぞれに勉強しました。

いつもの高校生も来てくれました。早いもので、もう3年生になって卒業後の進路について考えています。色々悩むこともあると思うけど、自分の目で見て聞いて考えることが大切だと思います。一生懸命考えて決めた進路はきっと意味のあるものになるよ。

宿泊体験に行った中学生が、温泉まんじゅうのお土産を買ってきてくれました。せっかくみんなのために用意してくれたのに、その日に限ってほとんどの子がお休み。きっと、みんなに配るのを楽しみにしていたのではないのでしょうか。残念ではありましたが、その子はスタッフや普段あまり関わらない高校生のお姉さんたちにも配ってくれました。とってもおいしかったです。気持ちがとても嬉しかったです。

別の中学生が小学生の時に、お土産のお菓子を配ってくれたことを思い出しました。小学4年生のその子は、家族で出かけた先で買ったクッキーをお土産に持ってきてくれました。後からお母様にうかがったところ、その子は「みんなの前でお菓子を出して配る」ことにとても勇気がいったそうです。「気に入ってもらえるかな」「喜んでもらえるかな」と、きっといろいろ考えたのでしょう。配るタイミングもドキドキだったのだと思います。

そのお話を聞いたとき、「お菓子を配る」という大人にとっては何でもないようなことが、子どもにとっては大きな経験なんだなぁと思いました。小さなことかもしれませんが、こういった一つひとつの経験の積み重ねが大切だと思います。何より、みんなのことを思う気持ちが嬉しいです。