5月23日はてらこやの日でした。私は仕事の都合で遅刻して到着したため、小学1年生は帰った後でしたが、この日は全員出席でした。

先週は施設としては飲食を禁止していない、ということが分かっただけで、おやつ問題はまだ決着していません。おなかがすく場合はてらこやが始まる前までに各自で食べてくる、おやつを食べる時間を決める、お菓子を持ってくる場合はみんなで分けることにする等々、色々な観点の色々な意見が出てきましたが、スタッフがそろっていなかったため、改めて話し合うことになりました。小中学生は最近はやりの人狼で遊びました。

高校生はいつもの2人が来てくれて、学校の教材に取り組んでいました。中1の子がひとり他の子が帰った後も残って、遅れてきた中3の子と勉強していました。団交Ⅰ、広くてプリンターもあってなかなかいいです。

飲食のルールを作る為に、みんなの意見を聞いて決めようと思っていたのですが…その前に、お菓子を食べること、食べながらやることで誰か困る人、過ごしにくくなる人がいるのか、何か不都合なことがあるのかを考えてからなのかなと思いました。そもそも、みんなは何をしに”てらこや”に来ているのか。勉強?遊び?なんとなく?親に言われて?。スタッフ側も”てらこや”をどんな場所にしたいのか、全く一緒ではありません。人が集まれば何らかのルールは必要です。みんなと楽しく居心地の良い”てらこや”ルールを決めていきたいです。一度決めたルールも、その都度見直すのも忘れずに。

5月16日はてらこやの日でした。今週もいつもと違う部屋になりました。ドアがなく、廊下を通る人がいれば直接見える環境で、最初は気になっていたようですが、時間とともに慣れたようでした。

先週の続きですが、室内での飲食は禁止されていないということがわかりました。小中学生は問題集をやりました。持ってきていない子の分はインターネットから適当な問題を探してダウンロード・印刷して使いました。団交Ⅰではプリンターがあり、パソコンと接続できたのでちょうどよかったです。勉強が終わってからは「人狼」をやって遊んでいました。

高校生は最初1人で学校の問題集に取り組んでいました。途中からもう一人、久しぶりの登場です。その日は試験日で早く終わったため遊びに来てくれました。翌日は英語のテストだそうですが、「あきらめた」と言って勉強はせず、色々と話をしてくれました。

子どもたちも声の大きさに気を付けてはいるものの、盛り上がるとどうしても声が大きくなってしまいます。とりあえず、物理的対策として隣りに迷惑にならない場所の部屋へ移動しました。さらに、この部屋は、コピー機やロッカーがあり、地区センターを利用している方の出入りがあります。他者の目が少しは抑止力になるかな?慣れれば関係ないかな?と少し期待しつつ、引き続きお腹が空く問題も含め、過ごし方の話し合いを続けていきたいと思っています。

5月9日はてらこやの日でした。この日は「団体交流室III」という定員8名の狭い部屋でした。

小中学生はいつものように問題集で勉強しました。最近、みんなが盛り上がって話をする時に別室での活動に迷惑をかけている?とか、おやつを食べる時の作法に若干問題があると感じるようになったので、てらこやでの過ごし方についてみんなで話し合いをしました。最初、「静かにしろ」、「お菓子を食べるな」と言われていると誤解しているような反応もありましたが、問題点と「みんながどうしたいのかを考えるんだよ」と言うと、それぞれ意見を言ってくれてすばらしい解決案にたどり着いたように思います。

よい話し合いができたなぁと満足していたら、なぜか将来何になりたいか、どんな勉強をしたいかという話題になりました。こどもたちも前向きな結論がでて、将来の希望に思いをはせる気持ちになったのかな、と勝手な解釈かもしれませんが、うれしい気持ちになりました。

高校生はいつもの2人が来てくれました。学校の問題集をやっていました。教科書がまだ届いていない話や担当の先生が軒並み変わった話などをしてくれました。その横で小中学生はトランプをして仲良く遊んでいました。大声をださないように、わざとヒソヒソ話をしながら。

スタッフが”話し合いをしましょう”と持ち掛けた時に、一部の子どもから「静かにすればいいんでしょ」「食べなければいいんでしょ」という言葉が出てきました。社会(学校)は、当たり前のように決められたルールを守り従っていく、特に個人よりも全体が優先され、周りに合わせることが正義のような傾向にあります。だから、”言われた通りにすればいいんでしょ”みたいな言葉が出てくるのではとお思いました。子どもたちには、人ひとりの声や意見を、よく聞いてもらえる言える環境、物事を自分たちで解決していく機会がとても少ないと思います。今回の反応は、子どもたちに主体性がないのではなく、大人たちがそうさせてしまってきているからだと思います。”てらこや”では、子どもも大人も関係なく自分事として考え、自己決定していくことがとても大切なことだと、今回のような体験を通して伝えていきます。

5月2日はてらこやの日でした。GWの真っただ中、のはずですがなぜか私はこの日も仕事に行き、てらこやには遅刻しました。GW前半、みんなはどこかに遊びに行ったかな?

遅刻して7時近くになっていたので、小・中学生は勉強を終えてゲームをしていました。「人狼」というのだそうですが、ルールがよくわからず、外から見ていましたがやっぱりよくわかりませんでした。途中からトランプでババ抜きを始めたので一緒に混ざって遊びました。この日は小学生が一人お試しで参加してくれました。てらこやを気に入ってこれからも来てくれると嬉しいです。

高校生は一人参加してくれました。学校の数学の問題集をやりながら、時々学校のことや友達と遊んだことなど話してくれました。

大人でも子供でも、人間関係が出来上がっている場所に入っていくことはドキドキします。今日来てくれたお友達も、ドキドキだったと思います。私は転校で小学校3校中学校を2校通いました。転校生ということで、ちやほやされたりいじめられたり両方経験しました。当然いじめられるのはあってはならないことですが、ちやほやされるのも良いことばかりではなく、馴染むまでは精神的に大変だったことを覚えています。”てらこや”もメンバーが増えます。一つのコミュニティなのでみんなで一人を迎えることになるのですが、いつも関わり方がいいなぁと思います。少人数だから?異学年のあつまりだからいいのか、とってもフラットな感じで、いい感じの距離感で、なんとなく時間と場所を共有しています。仲が良いのか悪いのかよくわからない時もありますが💦💦、最近入ってきた1年生の女の子、今回は6年生の男の子、新しいメンバーが増えてどんな”てらこや”になっていくのか楽しみです。

4月25日はてらこやの日でした。先週、プリンターの調子が悪かったのですが、今週はインクを入れ替えて印刷できるようになりました。

小学生は新しく入った1年生と6年生の2人です。中学生は1年生5人と3年生1人です。小学生が2人というは少し寂しいですが、今年度はこんな体制でスタートです。この日は全員出席でした。中学生のお姉さんたちは絵本を読んだり勉強を見たりと小学1年生の子のめんどうをよく見てくれます。その様子を見ていると心が温かくなります。中学生は学校によっては「問題集を自宅に持って帰ってはいけない」というルールがあるらしく、別の学校の子の問題集をコピーさせてもらって勉強しました。

高校生の2人はいつものように学校の問題集に取り組みました。その横で、勉強を終えた中学生はトランプで遊んでいました。前のように「小学生の時間」と「中学生の時間」が分かれていないため、これからは高校生と中学生と小学生が一緒にいるという状況がおこるかもしれません。

てらこやを終えて帰る道すがら、今年てらこやを卒業した高校生とたまたま出会いました。話を聞くと学校や日々の生活が充実しているようでとてもうれしかったです。暇があれば、てらこやにもまた遊びにきてね。

三保小学校で土曜塾を始めたのが2008年。地域のボランティア活動に移行して名前を”てらこや”にしてから、今年度で10年目になりました。これまで、いろいろな出会いがあり、様々な子どもたちが来てくれています。毎週大勢の子どもたちが集まる年もあれば、小学生一人だけでその子がお休みをすると誰も来ない日もあるような年もありました。スタッフも2人で続けていましたが、3,4年前ぐらいから高校生から大人まで多世代の方々が関わって下さるようになりました。”てらこや”事態の規模は変わりませんが、”不登校・行き渋りの会”も始め、多団体とのつながりも増えて活動範囲も広がりました。淡々と続けてきましたが、関わって下さる方々のおかげでここまで来ることができました。本当に有り難いことです。これからも、子どもから大人まで、関わったすべての人が出会えて良かったと思える”てらこや”を毎週木曜日、いつものように時間と場所を作っていきたいと思います。